金髪ギャル時代の桜井政恵容疑者。同居人らを”洗脳”した手段とは──

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 同居する成人女性の唇を縫い付けたとして逮捕され、世間を賑わせている桜井政恵容疑者。前編で証言した知人によれば、容疑者は少なくとも10年前から成人女性を自宅に住まわせることがあった。ただそれは単なる"同居"ではない。経済的な管理や、行動の制約がともなう、強い支配のもとでの生活だった。【前後編の後編。前編から読む

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 容疑者の知人が話す。

「容疑者は『ネットで家出した人などを探して世話をしている』などと話していましたが、今回、唇を縫われた女性とその妹は、知人づてに知り合っています。3人は初め、仲のいい関係に見えました。飲みやカラオケに出ることも多かった。容疑者のSNSにも、姉妹と一緒に遊ぶ様子の動画などが残されています。

 周りが徐々におかしいなと思い始めたのは、外見の変化です。姉妹はわりとふくよかなタイプだったのですが、同居を始めてからみるみるうちに痩せて……。妹は坊主にもさせられていました。私も"洗脳じゃないか"と薄々感じていました」

 取材班は、当時から"奴隷化"されていた被害者の妹に関する動画も確認している。ひとつは、桜井容疑者が唇を縫われた被害者の妹に、大量のわさびを食べさせているもの。容疑者の自宅で撮影されたもので、動画内では桜井容疑者と思われる女性が、「お前がやるって言ったんだかんな」「口から出したらペナルティ5万な」などと被害者に対して発言している。

 一方の動画では、全裸の被害者の妹が、自宅内で盗撮されている様子が映されていた。こうした動画などはいずれも、容疑者の知人らに共有されていたという。

「当時はどちらかというと、妹の方がきつい扱いを受けていました。暴力もあって、唇に針を刺されていたこともある。今回はその反動なのか、姉のほうが標的にされてしまったのかも……。

 姉のほうは3年ほど前、パートナーができたことをきっかけに、容疑者の家から抜けた。残った妹の方も、ある人間の助けで逃げ出しています。でも、2人とも戻ってきてしまった」

 茨城県古河署の情報によれば、被害者が女の住む一軒家で同居をし始めたのは昨年4月のこと。聴取には「事情があって戻った」などと話しているという。約3年にわたって、容疑者のもとを離れていた女性は、なぜ容疑者のもとへ戻ってきたのか。

「昨年3月、被害者は家族などに『(容疑者のいる)古河に強制的に戻らされるかも』『戻りたくない』と連絡を入れていました。桜井容疑者は、彼女の実家も知っていたし、知人づてに彼女の動向をずっと探っていて、連れ戻すタイミングをうかがっていたのだと思います。それと、容疑者は常日頃から『バックには顧問弁護士や、ヤクザがいる』と吹聴していました。恐怖の感情が拭えず、離れてからも"洗脳状態"が続いていたのではないでしょうか。

 ある商業施設の駐車場に呼び出された彼女は、家まで連れていかれ、再び一緒に暮らすことになった。昨年4月末には、誰も連絡がとれなくなりました。私もあの一軒家に住むようになってからのことはわかりません。以前より監視が厳しくなったのでしょう。正直、いつかこんな事件が起こることは、目に見えていました。彼女の命が奪われなかったことだけが救いです」

 同居人を自身の駒のように扱っていた桜井容疑者。なぜ針で唇を縫うという異常な行動に至ったのか──。

(了。前編から読む)