【W杯】ベルギー監督“トランプ介入”で異例出場許可の米国FWをかばう「君のせいじゃない」
◇W杯北中米大会決勝トーナメント2回戦 ベルギー 4―1 米国(2026年7月6日 シアトル)
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会は6日(日本時間7日)に決勝トーナメント2回戦が行われ、ベルギー(FIFAランク9位)が開催国の米国(同17位)を4―1で破り、過去最高の3位だった18年ロシア大会以来、2大会ぶりの8強入りを果たした。準々決勝ではポルトガルを破ったスペインと対戦する。
米国は前戦で一発退場となり、本来なら出場停止のはずのエースFWバログン(モナコ)が先発。FIFA(国際サッカー連盟)が1年間の執行猶予を与えて処分保留としたためで、その裏では米トランプ大統領がFIFAのインファンティノ会長へ直接電話をかけ、処分の再検討を求める“介入”が発生していた。
ベルギーのMFラスカン(レンジャーズ)は「人生には必ずどこかに正義があると思う。このようなことが起こるという事実は、いくら言い訳がされようとも、僕らは公平だとは思わない」ときっぱり話した。一方、ガルシア監督は“騒動”がチームのモチベーションにつながったか、と問われ「いや、それは必要ではなかった。本当に重要だったのはゲームプランだった」と否定。試合終了後、バログンと会話したそうで「彼が私に話しかけてくれて、うれしかった。“君のせいじゃない。君が責められるべきじゃない”と伝えた」と明かした。
ガルシア監督は試合前日の会見で「W杯では7月5日は実は4月1日、つまりエイプリルフールだとは知らなかった」とFIFAを皮肉っていた。ベルギー協会は不服申し立てを行ったが、FIFAの上訴委員会は「同協会は当事者ではなく申し立ての資格がない」と却下していた。

