大学生らが“防災キャンプ” 避難所の対応を学ぶ
災害が起きると多くの人が利用することになるのが避難所です。そこで、被災者に必要な助けについて学ぶ宿泊体験会が行われました。
■参加者
「いまから防災キャンプ。避難時を想定して電気・水・ガス、全部使えない状況で実際に一泊してみる。」
1泊2日で行われた防災キャンプ。日ごろからボランティア活動をする大学生らが参加しました。避難所で被災者にはどんな手助けが必要なのか、身をもって体験しようという企画です。まずは、各自持ってきた防災バッグの中身の紹介です。
「ラップをもってきた。」
「水のいらないシャンプー。能登のときは4日間風呂に入れず、災害支援をしていた。必要だと思って持ってきた。」
■柚原 邦春 さん
「空のペットボトル。何するかは今夜のお楽しみ。」
小さなペットボトルを持ってきたのは、最年長の「じいじ」こと柚原(ゆはら)さん。東日本大震災や熊本地震など、これまで被災地で20回以上活動してきた、ベテランの災害ボランティアです。
■通称:じいじ 柚原 邦春 さん(70)
「行政は忙しい。災害が起きると構ってくれない。避難者全員で快適な避難所を運営しないといけない。」
大きな災害になるほど避難所は、被災者が協力して運営しないと成り立たないといいます。ということで、快適な避難所づくりが始まりました。
■柚原 邦春 さん
「(段ボールベッドも)ひとつの避難所生活の知恵。」
■学生
「足が悪くて地面に座れない人には、イスとしても利用できる。」
こちらではロープの結び方を勉強中。重いものを運んだり、障害物を移動させるときに便利なだけでなく、川から水を汲み上げることもできるんです。
災害時には一般的に最低3日分、1人あたり9リットルの水の備蓄が必要とされますが、断水が続き給水車も来なければ、生活用水を自然界から確保しなければなりません。貴重な飲料水は使わずに米を炊く方法を学びました。
■参加者
「初めて炊飯器以外で(コメを炊いた)。これはスゴイ。」
また、新聞紙があれば簡易的にコップやお皿をつくることだってできます。ビニール袋をかぶせれば、何度でも使いまわしができるのだといいます。
■参加者
「いただきます。熱っ!めっちゃウマい!」
ライフラインが止まり、通信障害が起きている状態では、現代っ子に必需品のスマートフォンも出番はなく、早めの就寝。
夜中に体の上を虫が歩いていたそうで、ちょっと寝不足気味。朝食は缶詰と水を入れるだけで作れる防災食です。
■大学生
「これが3泊とかだったら、きつい。」
たった1日半でも、避難所生活の大変さを知った参加者たち。この経験を今後のボランティア活動にいかしていきます。
■参加者
「何でも調べたり頼っているから、スマホが使えないのは困った。」
「IHしか使ったことがなかったから、ガスコンロの使い方を知れたのと、トイレにバケツで水を入れるだけで流せるのを学べた。」
■ボランティア団体「イマジナス」 松岡 拓哉 さん
「ボランティアの魅力は、すごいエネルギーがあること。その魅力を若い学生にもっと学んでほしい、知ってほしい。僕はボランティアによって人生を変えられた人間なので、何か少しでも彼らにいい影響を与えて、いろんなことを学んで、それを自分たちで落とし込んでもらい、ゆくゆく社会課題を見つけて解決に向けて進んでいけるような人を育てたい思いでやっています。」
【2026年7月6日 放送】

