8回2死満塁、阿部に逆転の2点適時打を浴びて肩を落とす大勢(右から2人目)と、この回エラーをした浦田(左端)(21日)=武藤要撮影

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 中日5−3巨人(セ・リーグ=21日)――中日が6カードぶりに勝ち越した。

 3点を追う八回に細川、高橋周の適時打、代打・阿部の2点打で逆転した。巨人は大勢が踏ん張れず、2カード連続の負け越し。

 一つのミスが命取りになる。そんな戒めが頭をよぎるような巨人の敗戦だった。「勝ち試合だったのでファンに申し訳ない」と橋上監督代行。守備の綻びをきっかけに3点差を逆転され、白星がこぼれ落ちた。

 満を持して大勢を投入した八回だった。無死一塁で、鵜飼のゴロは併殺におあつらえ向きのコースに飛んだが、浦田が跳ねた球を捕り損ね、一、三塁にピンチが広がった。細川の右前打で1点を返され、高橋周の打球は一塁手ダルベックの横を抜けて1点差。四球を挟み、代打・阿部に2点打を浴びた。天を仰いだ浦田は「ミスがなければ勝っていた」と責めを負った。

 リーグ優勝を見据え、橋上監督代行は守備重視を打ち出した。「いかに失点を防ぐかを考えて試合を組み立てた方が、シーズンを通して勝つ確率は高くなる」。試合前時点のチーム失策数は広島と並んで最少の25。堅守は投手力とともに、守り勝つ野球の両輪となる。

 プロ2年目の浦田にとって、出場78試合目にして初めて喫した失策だった。試合前は捕球面が平らな、小さいグラブを使った練習を欠かさない。跳びはねるように動き回り、好プレーを随所に見せる小兵は、確実性を高める努力も怠ってはいない。そんな姿を間近で見守る川相ディフェンスチーフコーチは「当事者はショックだし、悔しい。だったら、何とかできるように努力するしかない。その繰り返し」と言う。

 報道陣に囲まれた浦田は気丈に答えた。「ミスはしちゃったけど、自分らしさを消したくはない。しっかり切り替えて、今日の分を取り返す」(平山一有)