大手メガネ「愛眼」ユーチューバー商品巡り謝罪 「国産素材」は誤り 鯖江記載の販促物もミス 返品へ
大手眼鏡チェーン「メガネの愛眼」を展開する愛眼株式会社は17日、公式サイトを通じ、ユーチューバーたっくーとのコラボ眼鏡「TAKKU」を巡る一連の問題について謝罪する文書を公表した。同商品を巡っては、国産素材使用を主張していたにも関わらず海外製のものも含まれていたなどとして指摘が寄せられていた。希望者には返品に応じる。
登録者数320万人の人気ユーチューバー・たっくーと愛眼のコラボ眼鏡「TAKKU」。福井県鯖江市の職人と愛眼の技術を尽くした「一生モノ」を目指した1本だとして、材料はすべて国産にこだわったと呼びかけていたが、一部からこの説明への疑問が相次いでいた。
同社は「眼鏡『TAKKU』についてのご説明とお詫び」と題する文書を発表。「眼鏡『TAKKU』開発のプロジェクトは、たっくー様の“本当に気に入るこだわりの国産眼鏡を作りたい”という想いを実現するべく開始いたしました。眼鏡『TAKKU』につきましては、仕入先の福井県のメーカーにおける国産基準に則り、鯖江市内の工場において製造されているものであるため、素材に海外製のものが含まれていたとしても、『国産眼鏡』として取り扱っております。上記取扱いについては、当社担当者にはたっくー様も同様の認識をされているとの思い込みがあったため、当社からたっくー様に対し、十分なご説明ができておりませんでした。そのため、たっくー様の“全ての素材が国産である”との誤解に気づかないままに、本プロジェクトを進めてしまいました」と、たっくー側との食い違いがあったと説明した。
また、たっくーがYouTube内で「全ての素材が国産である」との趣旨の発言をしていたことについて、「本動画につきましては、当社は、事前にたっくー様からお見せいただいておりました。にもかかわらず、当社において十分な検討・指摘ができないままに、本動画の内容に問題がない旨を回答してしまいました」と説明。「実際は、上記のとおり眼鏡『TAKKU』の素材には海外製のものが含まれています。当社のミスによるご指摘漏れです」と認め、「たっくー様に対し、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
さらに、一部店舗で「鯖江」と記載された販売促進物が掲出されていた件については、「一般社団法人福井県眼鏡協会様が過去に別のキャンペーンを実施された際に作成されたもの」で、「眼鏡『TAKKU』の販売に際して使用するために作成されたものではありません」と説明。「店舗の判断により眼鏡『TAKKU』の販売時に掲出してしまいました」とし「一般社団法人福井県眼鏡協会様が眼鏡『TAKKU』について当該表示を承認しているかのような誤解を招き得る状況となってしまいました」とした。すでに同協会へ経緯説明と謝罪を行い、当該販売促進物は撤去したという。
同社は「今回の事態を厳粛に受け止め、今後は共同開発商品等の企画・販売に際し、商品仕様に関する情報について、関係者間で事前に確認を行う体制を強化してまいります」とし、「対外的な発信内容についても、社内チェック体制を強化し、再発防止に努めてまいります」と再発防止策を示した。
また、「眼鏡『TAKKU』をご購入いただいたお客様のうち、返品をご希望されるお客様につきましては、当社にて返品を承ります」とし、返品や問い合わせについては愛眼お客様相談室で受け付けるとしている。
文書の最後で、「当社からたっくー様に対する説明及び確認の不足、ならびに店舗における販売促進物の管理不備により、眼鏡『TAKKU』をご購入いただいたお客様、購入をご検討いただいていたお客様、たっくー様、たっくー様の動画をご視聴いただいた皆様、一般社団法人福井県眼鏡協会様、ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。
