Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

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伊東市の田久保真紀前市長について、警察公職選挙法違反など3つの容疑でも4日、書類送検しました。
学歴詐称疑惑を巡る捜査はこれで終結したことになります。
5日は、今後始まる裁判の行方などに注目します。

2026年2月。

(記者リポート)
「午前7時半です。田久保氏の姿が見えました。これから田久保氏の自宅で警察の家宅捜索が行われます」

警察の強制捜査を受けた伊東市の・田久保真紀前市長。
平然とした様子で対応する一方、警察は着々と捜査を進めていきました。

田久保真紀 前伊東市長)
「卒業は確認ができませんでした。除籍であるということが、その場で判明がいたしました。窓口 に行ったが卒業証明書は取得す ることができませんでした」

市長選に当選後、“学歴詐称疑惑”が浮上。
これが発端で、複数の刑事告発を受けることになり、2026年に入ってから本人や親族への任意の聴取が行われるなど捜査は本格化。

田久保真紀 前伊東市長)
Q「卒業証書の提出を求められたりは?」
「ちょっと私の方はコメントができませんので、すみませんコメントだせなくて申し訳ないんですが。いちおう要請の方には応じてきましたと」

その聴取の中で田久保前市長はー。

田久保真紀 前伊東市長・吹き替え)
「犯罪の成立を否認する」

一貫して、全ての容疑について否認。
“卒業証書”とされる文書についても提出を拒否していました。

田久保真紀 前伊東市長)
「(卒業証書について)報道であるようなチラ見せといった事実はありませんで19.2秒ほど見ていただいた と記憶しています」

警察はその後、田久保前市長が東洋大学法学部の卒業証書を偽造した上伊東市の議長・副議長に”チラ見せ”した疑いと市議会の百条委員会で「虚偽の証言」をした疑いで、書類送検。
2026年3月には検察が在宅起訴していました。

田久保被告は市長選当選後にインターネットで業者に発注した印鑑を使い卒業証書を偽造したとされています。
本来の押印される印鑑とは肩書などが異なっていたということです。

田久保真紀 前伊東市長)
「私が経歴を詐称しているというようなことは一切ございません」

そうした中、4日警察は報道機関に嘘の経歴を伝え公にさせた疑いや、市の広報誌に虚偽の情報を記載させた疑いなど3つの容疑でも書類送検。
警察による一連の捜査はこれで終結したことになります。
学歴詐称疑惑”で世間を騒がせた伊東市の田久保前市長

田久保真紀 前伊東市長)
「捜査上関係のあることについては、お答えはできません。それは変わりはございませんので、何度質問されても同じ答えになります。Qご自身の意志の確認なんですが?ですから何度も申し上げますが、私の意志で決められることではございませんので、そこはご容赦いただきたい。っていうかご理解いただきたいです」

今後始まる裁判では本人の口から何が語られるのでしょうか。

【スタジオ】
(徳増ないる アナウンサー、津川祥吾 コメンテーター、若狭 勝 コメンテーター)

(徳増ないる アナウンサー)
田久保被告ですが、刑事告発を受けたものはすべて書類送検されたことになります。
すでにこの上の2つは起訴されています。
捜査終結ということですが、若狭さんこの状況どう思われますか?

(若狭 勝 コメンテーター)
少なくとも4つの告発がされているうち4日、3番4番について書類送検された。
これが今後起訴されるかというと起訴されない可能性が私は高いと思うんです。
すでに1番2番で起訴され、裁判の土俵に移っているのでこういう場合は、事実を認めるものを全て起訴するというわけじゃなくて裁判の効率性や時間の短縮化を含めて主要なものにだけ起訴するという実務例があるんですよね。
根は、結局卒業してるかどうかっていうところで同じなので、そうなると1番と2番が起訴されて今後はその1番と2番が裁判の焦点として今後進んでいく可能性が高いと思います。

(徳増ないる アナウンサー)
その主要な起訴された2つの罪について詳しく見ていきます。
まずこちらです。
田久保被告は、インターネットで業者に依頼して大学の学長などの名前で印鑑を作り卒業証書を偽造。
市の職員や議長などに本物であるように装って見せたという罪です。
津川さん本当にこの卒業証書が一体どんなものなのか気になりますよね。

(津川祥吾 コメンテーター)
早く見せてくださいってずっと言ってましたよね。
若狭さん、この卒業証書なるものと言ってもいいかもしれませんが、これが一番重要な証拠の一つになるような気もするんですが。
これは弁護士さんは表に出しませんというようなことを言っていましたが、裁判になれば出てくるということでいいですか?

(若狭 勝 コメンテーター)
そもそも論で言いますと、この偽造の罪で起訴されて、その偽造した文書というものが裁判に出てこないっていうのは私の経験からして一回もないです。
「いろは」の「い」としてやっぱり偽造したとされる文書が裁判できちんと出て、これを偽造したんですねっていう風になるのが当然の扱いだったので。
だから今回、裁判においてこの偽造したという文書が本当に裁判で出てこないのか、あるいは出てくるのかっていうのは実務家としては関心のすごい大きなところです。

(津川祥吾 コメンテーター)
出てこないってこともあり得るってことですか?

(若狭 勝 コメンテーター)
普通、私はないと思うんですけど。
今回ですね、裁判所と検察官と弁護士が非公開の場で話し合うような手続きが行われるので、その中で結構せめぎ合いが今後起きてくるのかなと。
だから、結果がどうなるのかっていうのは一つの注目点だと思う。

(徳増ないる アナウンサー)
そしてさらにですね、こんな動きもあります。
5月7日には市民グループの代表らが、田久保前市長の在任中に行われた市議会議員選挙と市長の失職に伴い行われた市長選挙の費用合わせておよそ8200万円について前市長に請求するべきだとして、市の監査員に対して住民監査請求を行っているという状況です。
若狭さんこの行方も気になりますね。

(若狭 勝 コメンテーター)
特に市議会議員選挙がどうして行われたかというと、市議会が田久保市長に対して不信任決議を出した、可決された。
それに対する対抗として議会を解散したんですよね。
それに伴って市議会議員選挙が行われることになったんですけれど、そもそも市の考え方と市長の考え方が政治的に食い違う場合に市民の信を問うというので
そういうような手段がなされるはずなのに、今回はやはり田久保市長が自らの保身のために解散したんじゃないかという恐れが高いと。
そうすると、それは権利の乱用じゃないかということで私もここではその点を追求したんですが、その意味においてはやはり権利の乱用で市議会議員選挙が行われてその時の費用がかかった税金、市民の税金
これは、だからやはりきちんと払いなさいよというのは私は当然の流れだというふうには思いますけど、返すべきだというところですよね。

(徳増ないる アナウンサー)
今後これらの行方にしっかり注視していきたいと思います。