結婚を考えている彼氏が公務員です。「安定している」と聞く一方で、年収はそこまで高くない印象です。公務員の年収はどのくらい伸びるのでしょうか?

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結婚相手として「安定している」と評価されることが多い公務員。しかし一方で、「年収はそれほど高くないのでは? 」と不安に感じる人もいるでしょう。実際のところ、公務員の年収はどのように推移し、どのくらい伸びていくのでしょうか。 本記事では、公務員の平均年収や昇給の仕組み、将来的な収入の見通しについて分かりやすく解説します。

公務員の平均年収と民間企業との違い

公務員の年収は、国家公務員か地方公務員か、また職種や勤続年数によっても異なりますが、東京都の一般行政職の場合、平均給与月額が約47万円なので、平均年収はおおよそ564万円になります。若手のうちは300万円台後半から400万円台前半程度でスタートするケースが多く、民間の大手企業と比べると控えめに感じるかもしれません。
ただし、公務員の給与は景気の影響を受けにくく、毎月の給料や賞与が安定して支給される点が特徴です。民間企業のように業績悪化による大幅な減収やボーナスカットが起こりにくいため、長期的な見通しを立てやすい収入体系といえるでしょう。安定性を重視する家庭にとっては、大きなメリットになります。

公務員の年収はどのように伸びていく?

公務員の給与は「俸給表」に基づいて決まり、勤続年数や評価に応じて段階的に昇給します。基本的には年1回の定期昇給があり、若いうちは比較的緩やかな上昇ですが、30代後半から40代にかけて年収が伸びやすい傾向があります。
例えば、20代後半で年収400万円前後だった場合、30代後半には500万円台、40代では600万円前後に到達するケースも珍しくありません。さらに管理職に昇進すれば、700万円以上を目指せる可能性もあります。ただし、民間企業の成果主義のように急激に年収が跳ね上がることは少なく、あくまで安定的かつ段階的な伸び方が特徴です。

手当や退職金も含めた「生涯年収」で考える

公務員の収入を考える際には、毎月の給与だけでなく各種手当や退職金も含めて考えることが大切です。扶養手当や住居手当、通勤手当などが支給されるほか、地域によっては地域手当が上乗せされる場合もあります。共働き世帯であれば、世帯全体の収入はさらに安定しやすいでしょう。
また、公務員は退職金制度が整っており、長年勤め上げることでまとまった金額を受け取れる可能性があります。生涯年収で見ると、極端に高収入ではないものの、安定して積み上がっていくのが特徴です。住宅ローンなど長期の資金計画を立てるうえでも、将来予測がしやすい点は安心材料といえます。

公務員の年収は「大きく跳ねないが着実に伸びる」

公務員の年収は、若いうちはそれほど高く感じないかもしれませんが、勤続年数に応じて着実に増えていく仕組みになっています。急激な昇給や高額報酬は期待しにくい一方で、景気に左右されにくい安定収入や充実した手当、退職金制度が魅力です。
結婚を考える際には、目先の年収だけでなく、将来にわたる収入の安定性やライフプラン全体を見据えて判断することが大切でしょう。
 

出典

東京都 「都職員の給与の状況」(第45回)の概要について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー