トッテナムを批判したポステコグルー前監督。(C)Getty Images

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 アンジェ・ポステコグルー前監督が、昨季トッテナムを率いてヨーロッパリーグ優勝を果たしたにも関わらず解任された経緯を振り返り、同クラブを「ビッグクラブではない」と痛烈に批判した。英紙『The Guardian』が報じた。

 オーストラリア人指揮官は、ポッドキャスト番組「Stick to Football」のインタビューで、トッテナムの支出構造、特に給与体系について言及。「彼らは信じられないスタジアムと素晴らしいトレーニング施設を建設したが、支出、特に給与構造を見ると、彼らはビッグクラブではない」と述べ、「選手を獲得しようとした時、我々はそういった選手たちの市場にはいなかった」と明かした。
 
 ポステコグルー氏は就任1年目の2023-24シーズン、プレミアリーグ5位でフィニッシュしたが、チャンピオンズリーグ出場権を逃した。夏の補強では、ドミニク・ソランキと3人の10代の才能(アーチー・グレイ、ルーカス・ベリバル、ウィルソン・オドベール)を獲得したが、ペドロ・ネト、ブライアン・ムベウモ、アントワーヌ・セメンヨ、マーク・ゲイといった即戦力の獲得には至らず。「アーセナルが選手を必要とする時、デクラン・ライスに1億ポンドを費やす。トッテナムがそれをするとは思えない」とほかのビッグクラブとの違いを指摘した。

 また、クラブに根深く存在する「スパーシー」(トッテナムが重要な場面で失敗するという意味のスラング)の問題について「100パーセント存在する」と認めた。

 現在16位に低迷するトッテナムは現地2月11日にトーマス・フランク監督を解任したが、ポステコグルー氏は「彼だけがクラブの問題ではないことは明らかだ。世界クラスの監督たちがいても成功していない」と構造的な問題の存在を示唆した。

 ポステコグルー氏は、トッテナムには根本的な経営方針の改革の必要があると強調した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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