〝赤ちゃんいのちのバトン〟泉佐野市長が慈恵病院の赤ちゃんポスト〝こうのとりのゆりかご〟を視察 市長「覚悟を問われている」
近畿地方での赤ちゃんポスト開設に向け
いわゆる「赤ちゃんポスト」の開設や内密出産の受け入れを自治体主導で目指している、大阪府泉佐野市の千代松市長が、先行して取り組む熊本市の慈恵病院を訪れ、現場を視察しました。
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慈恵病院の担当者「これがゆりかごです。この扉を開けるともう一つ扉があります。温められたベッドです。1年中、部屋も温められています」
今日(10日)、慈恵病院を訪れたのは、泉佐野市の千代松大耕市長と市議など約20人です。
泉佐野市は近畿地方で初めて、親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かる赤ちゃんポスト「赤ちゃんいのちのバトン」の開設と、病院以外に身元を明かさない内密出産の受け入れを、来年度中にも始める方針です。
千代松市長らは、慈恵病院が運営する「こうのとりのゆりかご」の仕組みや動線、預ける女性が置かれた状況などについて説明を受けました。
預ける女性の様子は
慈恵病院 新生児相談室 蓮田真琴 室長「2時間ぐらい病院の周りを歩きましたという方もいる。自分では育てられないけど育てたい気持ちもあって、託すしかないし、名乗れないという思いもあるが赤ちゃんへの愛情はすごくあって、身を引き裂かれるくらいの思いで預け入れをされていると思う」
院長の経験から伝えること
また、蓮田健院長は、予期しない妊娠で追い詰められた女性が、陣痛でパニックになり、遺棄や殺害につながるケースが多いことも説明しました。
慈恵病院 蓮田健 院長「説教して関係が断たれてしまうのが怖い。パニックになる前に助けることが大事」
視察を終えた千代松市長は、赤ちゃんとその母親を救う思いを新たにしたようです。
大阪府泉佐野市 千代松大耕 市長「覚悟を問われている。現場を見て、看護師、相談員の動きを確認できたのでとても参考になった」
その上で来年度の開設に向けた意気込みを語りました。
大阪府泉佐野市 千代松大耕 市長「慈恵病院にアドバイスいただきながら、全部100でできるとは思わない、できることから進めていく。泉佐野市のやり方を確立していきたい」
泉佐野市のやり方
・「赤ちゃんいのちのバトン」という名称で運用
・運用にかかる費用は全国トップクラスのふるさと納税を活用
・地域の病院で運用するための改修費用約1億5000万円を予算案に計上
慈恵病院の蓮田健院長は全国に赤ちゃんポストがあった方がいいと考えていて「泉佐野市長の覚悟が伝わった。成功すれば他の自治体も名乗りをあげるかもしれない」と語りました。
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