「ハイブリッドカーの帝王」は今も根強い人気!

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大胆デザインへ刷新の「現行型」にユーザーの反応は!?

 2025年7月1日、トヨタは「プリウス」の一部改良モデルを発売しました。

 その後のユーザーからの問い合わせや最新の納期について、首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。

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 5代目となる現行型のプリウスがデビューしたのは、2023年1月のことでした。HEV(ハイブリッド車)が先行し、PHEV(プラグインハイブリッド車)は同年3月に発売されています。

「Hybrid Reborn」をコンセプトに、従来の強みである高い環境性能に加え、「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」を兼ね備えたエモーショナルなクルマを目指して開発されています。

 ボディサイズは、全長4600mm×全幅1780mm×全高1420-1430mm、ホイールベースは2750mmです。

 トヨタのクルマの設計思想である「TNGAプラットフォーム」を第2世代へと刷新し、より安定感あるまるでクーペボディであるかのような「ワイド&ロー」のプロポーションを実現しました。

 フロントノーズからルーフ、リアまでなだらかな曲線を描く「モノフォルムシルエット」を継承しつつも、スタイリッシュかつ低重心のフォルムとしています。

 パワートレインには、1.8リッターと2リッターガソリンエンジンを搭載するHEVに加え、システムトータルで231馬力を発揮する高性能なPHEVも設定されています。

 そんな現行モデルのプリウスにとって、デザイン変更をともなうような大規模なマイナーチェンジはまだ実施されておらず、2025年7月に実施された一部改良が初の仕様変更となります。

 主な変更点として、ETC2.0(Xを除く全グレード)を標準装備したことや、上級グレード「Z」に「デジタルインナーミラー・ドライブレコーダー(前後)」「12.3インチディスプレイオーディオPlus(コネクティッドナビ対応)」を搭載するなど、装備面での見直しが挙げられます。

 車両本体価格(消費税込み)は300万9800円〜460万8900円です。

 また、同じタイミングで発売された「ナイトシェード」は、2025年6月に発売されたハリアーに続く第2弾といえる特別仕様車であり、プラグインハイブリッド車(PHEV)の中級グレード「G」をベースに内外装を黒で統一したモデルです。

 また、北米市場で販売している“Nightshade Edition(ナイトシェード エディション)”の日本版的な位置づけでもあります。

 ナイトシェードの特別装備として、グロスブラック仕上げのフロントロアグリル、リアバンパーロア、アウトサイドドアハンドル、センターピラーガーニッシュ、ホイールアーチモールティング、ブラック/センターオーナメント付きの19インチアルミホイール、ブラック塗装仕上げのトヨタマーク、バックドアエンブレムなどが挙げられます。

 そのほか、ブラック加飾のインストルメントパネル、専用ストライプ付きの運転席6ウェイマニュアルスポーティシート&上級ファブリックシート表皮などが採用され、実用的でありながら高級感も兼ね備えた仕立てとなっています。

 ボディカラーは「マスタード」「アティチュードブラックマイカ」「アッシュ」「プラチナホワイトパールマイカ(メーカーオプション・3万3000円)」の4色が用意されます。

 特別仕様車ナイトシェードの車両本体価格は394万7300円です。

 そんな一部改良や特別仕様車追加からおよそ半年が経過したプリウスですが、その後のユーザーの反応や最新の納期について、2025年12月下旬に首都圏にあるトヨタディーラーに問い合わせてみました。

「今回のモデルに関していえば、『デザインに惚れ込んで購入を決めた』というお客様が多い印象です。

 電気自動車に乗ってみたけれど、充電の問題や航続距離など、使い勝手に不安があり、ハイブリッドカーといえばプリウスということでお乗り換えいただいたお客様もいらっしゃいます。

 いまは、ノーマルよりもスポーティなイメージが強調されるナイトシェードが人気です。

 最新の納期ですが、1.8リッターモデルが4か月から5か月、2リッターモデルが5か月以上、PHEVモデルが約3か月です」

 また、他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。

「一部改良が決め手となってご購入というよりは、お乗り換えのタイミングと重なったというケースがほとんどです。

 現在の60歳以上の方は『クルマといえばセダン』のイメージが強く、使い勝手や燃費など、総合的にご判断いただいたうえでプリウスをお選びになるようです。

 人気のモデルは2リッターのハイブリッドモデルですが、このモデルがいちばん納期に時間がかかっています。

 2リッターモデルで5か月から6か月、1.8リッターモデルで4か月から5か月、PHEVモデルで3か月から4か月といったところです」

※ ※ ※

 歴代のプリウスと比較すると、現行型でかなりシャープな印象となり、イメージを大きく変えています。

 これまでにないスポーティさが特徴となった一方で、旧型プリウスからの代替ユーザーなどからどう受け止められるかについて、一部では危惧されていました。

 今回の声からも、購入検討されるユーザーからは、現行型プリウスの変化は好意的に受け止められているのは間違いなさそうです。

 ただし、自販連(日本自動車販売協会連合会)調べによる2025年1月から12月までの年間販売台数をみると、プリウスは前年比76.3%の6万3717台で14位に留まっており、かつての3代目モデルで販売ナンバーワン記録を塗り替え、老若男女から支持を集めまくっていた頃ほどの勢いはありません。

 今後の売れ行きの進捗についても注目されます。