東京駅で迷わず楽しむ方法、教えます “東京駅の賢者”が語った!
恒例の東京駅特集。グランスタ担当のライター池田・菜々山、ヤエチカの肥田木、東京駅一番街の編集武内、そして“東京駅の賢者”が長年取材してきたからこそ自信を持っておすすめする今行くべき店と取材の裏側を語ります!
東京駅号の取材はおと週の風物詩
肥「戎クン、この前“東京駅の賢者”としてテレビに出演していたよね。それも2週連続で!ということで賢者さん、今回の特集の見どころをひと言お願いします(笑)」
戎「もう〜、やりにくいですやん。ま、ご存じ毎年恒例の企画なんですけど、今年は特に新店やリニューアルなど目玉となる動きが少ない年でした。なので過去掲載店を中心にランキング形式で誌面を構成することに。でもこれが面白い結果になりました!」
池「順位を付けるってことで改めて調査したけど、新たな発見もあって楽しかった。あ、俺グランスタ担当ね」
菜「私も同じエリア担当だったから、取材中に池さんとバッタリ会って飲んだよねー。そんな合流もあったりするから東京駅号は楽しいのよ」
肥「えー、ずるーい。私も一緒に飲みたかったのにぃ」
菜「アナタはヤエチカで20代ピチピチ友吾(注:編集・荒川)とタコさんウインナーを探す旅(P47)をスキップで楽しんでたじゃん(笑)。まあ東京駅取材が始まるといよいよ年末だな〜と感じて皆ウキウキになるってことで。コレ『おと週』の風物詩だしね」
『キッサカバ』タコさんウインナー

『キッサカバ』「キッサカバ」のタコさんはプリッ
武「グランスタは店も多いし、ランキングの意見が割れたんじゃないですか?」
戎「味、居心地、コスパを基準に選んだのですが、池田さん、菜々山さんと話し合うとほぼ意見が一致。すんなり順位が決まりましたよね」
菜「まず改札外。文句なしの店が『本家あべや』。比内地鶏といっても名ばかりの店が多いなか、ここはレベチ。きりたんぽ鍋も焼鳥も、日本酒の揃えも最高!」
『本家あべや 東京駅北町酒場店』きりたんぽ鍋(1人前)2970円

『本家あべや 東京駅北町酒場店』きりたんぽ鍋 1人前 2970円(写真は2人前) 比内地鶏のガラからとるスープは厚い旨みがありモモやムネ、野菜類の味を支えている。きりたんぽはササニシキとあきたこまちをブレンド。絶妙な米の潰し具合でツユとの馴染みも抜群
戎「酒好きが多い『おと週』スタッフなので、その揃いの良さも高ポイントでした!」
池「それなのよ、俺が好きな店ってやはり飲める店なんだよね。それもいつもとひと味違う楽しみがある店がいい」
武「へえ、どんな店?」
池「改札外なら『ランドリー』や『英國酒場』、改札内は『ウーロン』とかね。クラフトビールやハイボール、ウイスキーなどお酒のラインナップもだけど、それぞれ雰囲気が違ってフードも個性的、キャラが立ってて楽しい。やっぱ激戦区で生き残ってる上位店ってのは伊達じゃない。ふむ」
戎「再調査でグンと評価が伸びた店も。それが……」
菜「改札内『アル・デンシャル丸の内』!名物のパスタはこれでもかってほどマッシュルームを使っていて、クリーム系なのに重くない。塩味も穏やかなのにワインが進むという味の設計に脱帽。こんな味が改札内で食べられるんだったら、もはや予約とかして街場の店にいく必要ないと思った」
『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』舟形マッシュルームと生ハムのクリームスパゲッティ1980円

『アル・デンシャル丸の内byアル・ケッチァーノ』舟形マッシュルームと生ハムのクリームスパゲッティ 1980円 湯気にのってやってくる香りまでご馳走だ。平日のランチタイムには小さなバーニャカウダも付く
戎「もうひとつは『一味玲玲』ですね。餃子だけでも種類豊富な上に一品料理も充実してて。ヤエチカ?東京駅一番街?と間違いがちな場所にあるのですが、ここもグランスタです(笑)」
肥「ヤエチカも良かったよ〜。いつも思うけど、ここはもう街だよ、街。旅行者だけじゃなくて近隣で働くビジネスマンも多いし、マッサージ店に郵便局に美容室やクリニックまであるんだもん。2025年で開業60周年、東京駅エリアの中でも昭和の雰囲気が残るエリアだけど、今回は意外なランキングになった」
武「1〜3位が世界の味になるとは。攻めましたね」
肥「ピチピチ荒川と改めて調査して意見が一致。ま、私の感覚が20代ってことで(笑)。特に『アンテナアメリカ』には惚れ直した。アメリカのクラフトビールの品揃えなら界隈で右に出る者はいないんじゃないかな。料理も空間も本場そのもの、お酒が進んでとにかく楽しいよ」
『Antenna America(アンテナアメリカ)東京店』

『Antenna America(アンテナ アメリカ)東京店』テーブルゲームなど店内は本場の雰囲気
菜「南インド料理『エリックサウス』はヤエチカといえばのテッパンだね」
肥「本場感ならタイ料理の『サイアムオーキッド』もおすすめだよ。店長さんと、もうひとりのスタッフ以外はみーんなタイ人で、味も雰囲気も旅気分。胃袋の世界旅ならヤエチカに決まりだね。加えて日本の昭和酒場もあるし、グランスタみたいに迷わないし、一番好きなエリア!」
食事かお酒メインか目的で使いわけて
武「日本国内の旅気分なら東京駅一番街、中でも『にっぽん、グルメ街道』がいい。寿司、肉、鍋、お好み焼き、居酒屋、さらに『東京ラーメンストリート』まで含めるとバリエーション豊かです」
池「改札に近くて場所もいいし、賑わってるよね」
菜「博多の味『ふく竹』の『明太もつ鍋』は東京駅イチの痛風鍋(笑)。この背徳感がたまらないのよ。痛風武内が食べたら一発アウトだけどね!アハハハハッ」
『博多かねふく ふく竹』かねふく明太もつ鍋(1人前)2500円

『博多かねふく ふく竹』かねふく明太もつ鍋 1人前 2500円(写真は2人前・注文は2人前から) 鍋ツユはあっさりとした昆布ダシで国産牛もつと明太子、それぞれの旨みをつないでいる。もつは小腸、シマチョウのほかギアラやハツも。それぞれの食感や味わいの違いを楽しめる
武「ここ最近で一番の大笑いじゃん……。まあこのエリアは新幹線に乗る前にしっかりお腹を満たすのにもちょうどいい店が揃っています。お酒までしっかり楽しみたいとなると『東京グルメゾン』が◎。『酒場シナトラ』などお酒をウリにする店も多いです。他のエリアに比べてスペースはコンパクトですが、魅力的な店がギュッと集まっているイメージです」
菜「でもさあ、各エリアを再調査してみると、前はおいしかったのに今は全然ダメと思う店もあったのよー」
肥「あったあった。ある店は閉店間際に入ると店員さんが『はよ帰れ』的な接客で。料理は1分で出てきて具材が半煮え。ありえねえです」
武「酔っぱらってて、嫌われたんじゃないですかあ?」
菜「あ、酔っぱらいといえば、今回の取材中に出会った愛すべき同志をご紹介(笑)。ある日はフラッフラのおじいちゃん。今にもぶっ倒れそうでビビった。椅子に座らせたんだけど、これまたズリ落ちそうで警備員さんがレスキュー(笑)。別日は15時なのに酔い潰れて床でピクリとも動かない若者もいた。東京駅は毎日がお祭りのような賑わいだから何だか飲みたくなるんだよね。私も気を付けなきゃ〜」
肥「そんな学びもある東京駅(笑)、それぞれのエリアや店に個性と魅力があるから目的別に使い分けてほしいね」
池「ちょっと休憩なら、グランスタ改札外に気分や好み違いで使い分けられるコーヒー&スイーツスポットも結構ありまっせ」
『ROKUMEI COFFEE CO.GRANSTA MARUNOUCHI』ウイークエンドシトロン490円、東京ブレンド700円

『ROKUMEI COFFEE CO. GRANSTA MARUNOUCHI』(フード)ウイークエンドシトロン 490円 (ドリンク)東京ブレンド 700円 コーヒーに合う軽食も手土産もあり。甘酸っぱいレモンシロップの染みたバターケーキは「東京ブレンド」と相性抜群
戎「例えば新幹線移動までにどれくらいの時間があるか、お土産を買うのか、お酒を買って乗り込みたいのか、そんなファクターを元にしてどのエリアでご飯を食べるか決めるといいですよ。高速バスに乗る場合は八重洲側がおすすめ。また、手土産は紹介したページの他に大丸もアツいんです。トレンドを押さえたい人はぜひ。疲れたら上階のレストランやバーでゆっくりするのもありです。常に人が多い東京駅なので、休憩場所を見つけて上手に過ごしてほしい。特集がその一助になればうれしいです!」
全員「さすが賢者、ためになります〜(笑)」
文/肥田木奈々、撮影/浅沼ノア(キッサカバ、アンテナアメリカ)、小島昇(本家あべや)、西崎進也(アル・デンシャル丸の内、ふく竹)、小澤晶子(ROKUMEI COFFEE)
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年1月号発売時点の情報です。
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『おとなの週末』2026年2月号
