作業服で銀行「汚らしい服装で大迷惑」高額小切手持っているのに追い返された ある60代男性の回想

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人を見かけで判断するのはよろしくない。投稿を寄せた大阪府の60代男性は40年以上前、銀行で屈辱的な対応を受け、今でも忘れられないそう。

会社の使いで「数千万円の小切手を数枚持参」して銀行を訪れた。当時は手書きの小切手と通帳を持って窓口へ行くのが当たり前の時代だったが、業務中だったのだろうか、男性は汚れた作業服を着ていた。(文:湊真智人)

店舗から追い出し→別の銀行へ

副支店長を訪ねて行ったため、ロビーにいた案内担当者に声をかけ、待機していた。だが、ほどなくして、行員から思いもよらない言葉を投げつけられてしまう。

「汚らしい服装で来られると他のお客さんや銀行に大迷惑かかるというくらい分からないのか」

罵声を浴びせられた男性は、なんとそのまま店を追い出されてしまった。あまりに無礼な仕打ちに男性は手続きを断念。近くにある別の銀行に小切手を持って行った。一方で、対応を見誤った銀行側は大変なことになっていた。

行員は左遷「支店長はじめ雁首揃えて頭を下げに」

重要な顧客を追放した影響は大きい。予定されていた巨額の預け入れがなかったため、騒ぎになったという。慌てて火消しに走った銀行側の後日談を、男性はこう明かす。

「結局、店舗から追い出しをした行員はそのあと研修センターへ異動。前後して、支店長をはじめ雁首揃えて頭を下げに来た」

銀行組織において「研修センターへの異動」は、事実上の更生期間、あるいはキャリアコースから外れた左遷先としての意味合いが強い。身なりだけで顧客を侮辱し、巨額の預金機会を逸した代償は、それほどまでに重かったようだ。

なお、男性が持ち込んだ巨額の小切手は、そのまま近くの銀行の口座に収まったという。