準決勝で観衆4万2626人、決勝のチケットは完売。なぜ高校サッカー選手権は“異例の熱狂”を生むのか
準決勝でこれほどの観衆が国立に集まり、さらに決勝のチケットが完売する高校サッカー選手権は、もはや「異例の熱狂」と呼ぶべきイベントだ。
2026年1月10日にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催された第104回全国高校サッカー選手権の準決勝。その第2試合、鹿島学園対流経大柏の関東勢対決(結果は鹿島学園が1−0で勝利)に詰めかけた観衆が4万2626人で、これはセミファイナルとしては81大会以降で最多人数だという。
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグこそ“高校世代最高の大会”だが、なぜそれ以上に高校サッカー選手権は老若男女に愛されるのか。その理由を知りたく、準決勝終了後、鹿島学園の鈴木雅人監督に尋ねてみた。気になる答は以下のとおりだ。
「選手が短期間で成長できる大会。やはりメディア(地上波)が入っている部分は大きいですね。例えばインターハイですと、選手が伸びないわけではないですが、時期、そしてやはりメディアの影響で選手権ほどではない」
メディアの影響力が大きい選手権を、鈴木監督は「選手たちの潜在能力を引き出す」大会と捉えている印象だった。
「クオリティ的に全試合のレベルが高いわけではありませんが、その中でも伸びていく選手、伸びていくチームがあるのは事実です」
この日の試合を現地で観戦した子どもたちが「鹿島学園に行きたい」と言う可能性もあるだろう。そうなったら「嬉しいです」と鈴木監督は笑顔を見せた。
地上波放送、開幕戦、準決勝、決勝の舞台が国立という要素はやはり見逃せない。もうひとつ、高校サッカー選手権が人々を惹きつける理由として見逃せないのが「地元愛」だ。先ごろ、静岡県出身の元部下がこんなことを言っていた。
「(今回の2回戦で)浜松開誠館が負けてから、選手権は見ていません」
生まれ故郷への愛着を呼び起こしてくれるのも高校サッカー選手権の魅力である。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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