【香港スプリント】香港勢が過去10年で9勝 連覇を狙うカーインライジングにサトノレーヴ、ウインカーネリアンが挑む

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カーインライジング PHOTO:Getty Images

「これが世界の競馬だ!」――カランダガンがジャパンCで凱歌を挙げてから早くも2週間が経過し、世界のホースマンたちは香港に目を向ける。競馬界を盛り上げる冬の風物詩、香港国際競走の開催が間もなくに迫った。

アメリカで開催されるブリーダーズCのように、各カテゴリーで頂点を決めるのが香港国際競走の特徴。

メインである香港カップを筆頭に、スピードキングを決める香港スプリント、世界最強マイラーが決まる香港マイル、そしてクラシックディスタンスの王者を争う香港ヴァーズの国際GⅠ4戦には例年、世界各国からトップホースが参戦することでも知られ、日本からは今年も7頭の出走を予定している。

昨年は勝ち星を挙げられなかったが、香港マイルとカップではそれぞれ2着に入るなど、存在感を見せつけてきた日本馬たち。

今年も7頭中GⅠ馬が6頭という豪華な顔ぶれ。それだけに3年ぶりの勝利を期待してもいいだろう。

日本時間15時50分ごろにスタートする香港スプリント。かつてはロードカナロアが2連覇を果たしたが、過去10年で9勝を挙げているように今では香港馬の天下。

今年も2連覇を狙うカーインライジングがエントリー。昨年2月から継続している連勝は15まで伸びていて、その中には賞金2000オーストラリアドルを誇るオーストラリアの短距離GⅠジ・エベレストが含まれる。

そんな短距離界のスターホースに挑む日本馬は2頭。

いずれも今年のスプリントGⅠを制した精鋭で絶対王者に真っ向勝負を挑む。

まずは今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ。

昨年のこのレースで3着に入ったことで馬が目覚めたのか、今年の年明け緒戦となった高松宮記念では中団から動いて勝利。

その後も海外を転戦し、チェアマンズSP、ロイヤルアスコット開催のQE2世ジュビリーSでそれぞれ2着に入った。

帰国緒戦のスプリンターズSではスタート直後に他馬と接触する不利があり伸びきれずに4着だったが、ジョアン・モレイラとのタッグでは掲示板を外さない問い無類の安定感を誇る。

慣れ親しんだシャティンの馬場で今度こそ勝利をもぎ取りたい。

海外遠征の経験であればウインカーネリアンも負けていない。2年前の東京新聞杯以来勝ち星から遠ざかっていたが、今年はアルクオーツスプリントで2着に入ると、スプリンターズSでは華麗な逃げ切り勝ちを収めて8歳にして念願のGⅠ制覇を果たすなど今、乗りに乗っているのは間違いない。

軽快なダッシュ力を見せることができればここでも大番狂わせがあるかもしれない。


■文/福嶌弘

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