韓国は最悪のタイミングで最悪の相手と戦う恐れも。“高地・暑熱・完全アウェー”グループAは決して天国ではない【北中米W杯】
確かに、同居したのは開催国のメキシコ、南アフリカ、欧州パスD の勝者(チェコ、アイルランド、デンマーク、北マケドニアのいずれか)という3か国で、過去の優勝国がいない。いわゆる“サッカー大国”とグループステージで当たらなかった点で幸運だったかもしれないが、今大会は移動を含む“環境面”も勝ち上がるうえで大きなポイントになる。
一般的に高地順化には10日から14日を要するが、韓国は大会初戦から“空気の薄さ”とも戦う必要がある。しかも、6月のグアダラハラは30度前後の暑さとなるケースが多く、「高地×暑熱」のダブルパンチを食らう恐れも否定できない。キックオフ時間は現地20時だが、環境適応の差が結果に結びつく可能性は十分にある。
そして第2戦はメキシコ戦(現地時間6月18日)。第1戦と同じスタジアムで戦えるメリットはあるが、相手はホストカントリーのひとつ。文字通り地元開催で環境に慣れており、韓国からすれば“完全アウェー”と、追い込まれそうな要素が揃う。
初戦でメキシコが勝利、韓国が黒星というシチュエーションで第2戦を迎えた場合、韓国は最悪のタイミングで最悪の相手と戦う恐れもある。とにかく、明らかにホームアドバンテージがあるメキシコを打ち破るのは至難の業だろう。
南アフリカとのグループステージ最終戦(現地時間6月24日)は、モンテレイのエスタディオ・モンテレイが舞台。標高は約500メートルと低いが、気温はむしろ上昇。6月下旬のモンテレイは35度超えも珍しくなく、グアダラハラとは異なる環境だ。6日間で「高地の暑さ」から「低地の灼熱」に切り替わる構図は、身体への負荷を考えると決して軽くない。
グループAは、チームの顔ぶれだけなら“死の組”には映らない。しかし、環境を踏まえると“天国のグループ”などではない。ピッチ外の準備と適応が鍵を握ることになりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
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