[11.23 J2第37節 大宮 1-2 徳島 NACK]

 9月末に就任して以降、初の黒星を喫した。RB大宮アルディージャの宮沢悠生監督は自動昇格が懸かった試合を落とし、「自分たちのやりたいことができていた部分と、隙を見せていた部分があった。その隙を見せた時間帯に相手に得点されてしまった。悔しい試合」と振り返った。

 残り2試合となったJ1リーグへの昇格争いで、結果次第では自動昇格圏内浮上もあり得た。前半14分にはFWオリオラ・サンデーが先制点を挙げ、勢いに乗る。しかし同30分、34分と立て続けに失点を喫し、1-2で逆転負けとなった。

 この結果、大宮は最終節を残して自動昇格圏浮上の可能性は消滅。今節を終えた時点で5位となり、J1昇格プレーオフ出場圏内の3位〜6位以内に入ることを目指すことになった。

 先制こそしたものの、その後に逆転を許した。宮沢監督は失点場面に悔いをにじませる。「冷静になって、誰が行って誰がカバーリングというところがしっかりできていれば防げた失点じゃなかったかなと思った。そういった部分で隙を見せてしまった」。1失点目から2失点目までの4分間で、隙を埋めることができなかった。

 ホーム最終戦でJ1昇格に向かうための勝利を届けられず。「いい雰囲気を作ってもらって後押ししてもらったのに、結果を残せなかったことはめちゃくちゃ悔しい」(宮沢監督)。歓喜の姿は示せなかったが、指揮官はひとつ胸を張る。「ただ、選手たちが見せた姿勢は、合格点をあげられると思う」と力を込めた。

 まずは最終節・レノファ山口FC戦での勝利、そしてJ1昇格プレーオフでの2連勝を目指す。「山口戦で勝てばプレーオフもある。(順位が)上に行けばホームでプレーオフができる。僕の中では今ここから3連勝すれば、自分たちの目標を達成できる。だから、そこまでネガティブになっていない」。9年ぶりJ1昇格の瞬間まで、その視線を下げるつもりはない。

(取材・文 石川祐介)