脱・税理士が警告！「退職金制度が会社を追い込む危険性」

脱・税理士の菅原氏が、自身のYouTubeチャンネルで「【警告】一度入ったらやめられない…この生命保険は絶対に入らないでください。危険すぎる制度について解説します。」というテーマで、退職金制度の危険性について解説した。菅原氏は、現状の業績が良いからといって、将来の退職金の支払いを約束する制度は「一番危険なパターン」と警鐘を鳴らした。

動画内では、ある視聴者からの相談を受けて、退職金を積み立てる現行の制度の問題点を指摘。菅原氏は「業績が安定してきたからといって退職金規定を作るのは、会社にとって危険だ。将来的に何百万、何千万と支払うことを約束するのはリスクが高い」と述べ、特に中退共制度を導入することのリスクを強調した。

さらに、菅原氏は職場積立NISAについても触れ、社員に資産運用の機会を無理なく提供する方法として有効とした。「これは会社負担がないので、会社にとってリスクがない。資産運用の初心者に対して、資産運用への良いきっかけを提供できる」との見解を示した。

一方で、菅原氏は、退職金制度を整備するよりも「はぐくみ基金」を活用する選択肢を推奨し、「はぐくみ基金は社会保険料の削減に繋がり、会社と社員の双方にメリットがある」との考えを示した。

動画の最後では、中退共をはじめとする伝統的な退職金制度の見直しを訴えつつ、資産運用を通じた社員の福利厚生の強化を視聴者に促した。「退職金制度を考える企業は、ぜひはぐくみ基金や職場積立NISAを検討して欲しい」と締めくくった。