復調が待たれるパーマー。(C)Getty Images

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 3月9日、私はスタンフォード・ブリッジで開催されたプレミアリーグ第28節チェルシー対レスターを取材した。

 私が昨年の9月にこのスタジアムで取材したチェルシー対ブライトンのゲームでは前者が4−2で勝利し、その4ゴールすべてをコール・パーマーが決めた。このイングランド代表アタッカーは、プレミアリーグで初めて、前半だけで4ゴールを奪った選手として歴史に名を刻んだのだ。

 今や、彼はプレミア最高の選手と称されている。私が感じている彼の魅力は、ピッチ上で良い意味でのんびりしているところだ。力みが全くと言っていいほどなく、しなやかにプレーしている。

 しかし、パーマーの最近のパフォーマンスに対して疑問が投げかけられている。今シーズンは開幕から絶好調だったが、2025年に入ってやや勢いが低下。今シーズンはここまでリーグ戦で14得点・6アシストしているが、直近の6試合で目に見える結果を残せていない。
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 私は、パーマーは好機を演出していると思う。しかし、そのチャンスを周りの選手たちがものにできていないため、苦しんでいるように見える。また、良い関係性を築いてきたストライカーのニコラス・ジャクソンを怪我で欠いているのも調子が上がらない原因の1つだろう。

 レスター戦では、19分のPKのチャンスでキッカーを務めたが、レスターのGKメス・ヘルマンセンにセーブされ、通算13回目にしてプロキャリア初のPK失敗。その後、60分にマルク・ククレジャが決勝点を奪って、チームは1−0の勝利を収めたものの、パーマーは73分に途中交代している。

 体調不良であったにもかかわらず、自ら志願して強行出場していたようだが、満足なプレーができずにフラストレーションを溜めているはずだ。

 これからシーズンの終盤にかけてチームが好成績を収めるためには、言うまでもなく彼の復調が必要不可欠だ。 

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。