本日の為替市場は、トランプ氏の大統領選の勝利でドル買いが強まっており、ユーロドルは急落している。前日は1.09ドル台半ばまで買い戻されていたが、本日は一時1.06ドル台まで急落しており、10月下旬から続いていたリバウンド相場が完全に崩壊している。

 トランプ氏は関税強化を提言しており、欧州はまさにターゲットと見られているようだ。ドイツ経済を始め、景気が低迷しているユーロ圏にとっては更なる痛手となる。ECBの利下げも活発化が予想される一方、米国のインフレ再燃への懸念も台頭する中、FRBとECBの格差がさらに拡大するとの見方がユーロドルを圧迫しているようだ。

EUR/USD 1.0727 EUR/JPY 165.88 EUR/GBP 0.8325

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美