「10:0でワクワク」新潟合流の東洋大DF稲村隼翔は“満員国立”を心待ちに「お客さんがいればいるほど楽しめる」

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 アルビレックス新潟は1日、ルヴァンカップ決勝の名古屋グランパス戦に向け、会場の国立競技場で公式練習を実施した。

「いい準備もできていますし、今はワクワクしています」。「(ワクワクとドキドキの比率は)10:0でワクワクですね。お客さんがいればいるほど楽しめる」と話したのは、新潟加入が内定している東洋大学DF稲村隼翔だ。今季は明治安田J1リーグで10試合、そしてルヴァンカップでは6試合に出場。新潟の決勝進出に大きく貢献した期待の左利きセンターバックは、今週からチームに合流した。松橋力蔵監督から「緊張しているか?」と問われるも、「そんなことはないです」と即答。「いつも通り楽しもうという話をした」と明かしてくれた。

 今週末は明治大学との大一番も控える中、稲村は新潟のエンブレムを付けて戦うことを決断した。「自分たちの代で明治に勝ちたいという思いもありましたが、監督、スタッフ、チームメイトからも『決勝という大舞台を楽しんで、絶対に優勝してこい』と言ってくれました。責任を持って、東洋大も背負って優勝したい」と意気込んだ。

「キャンプに参加したのが2年前。千葉(和彦)さんや高校の先輩の秋山(裕紀)さんといろいろ話をして、新潟加入を決断しました」と改めて振り返った稲村。新潟にとって初めてのメジャータイトルがかかる一戦に向けて「新潟に優勝をもたらしたいという思いはどんどん強くなっていますし、キャリアの中でなかなかプレーできる舞台でもないので、しっかりと優勝したい」と頂点だけを見据えた。

 名古屋対新潟のルヴァンカップ決勝は、明日2日(土)国立競技場にて13時5分キックオフ。試合の模様はフジテレビ系列で全国生中継される。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)