『モアナと伝説の海』11月22日放送決定 『金曜ロードショー』で本編ノーカット
ディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海』が、日本テレビ系『金曜ロードショー』にて11月22日21時より本編ノーカット放送されることが決定した。
参考:モアナがマウイと再び危険に満ちた冒険へ 『モアナと伝説の海2』劇中歌入り新映像公開
本作は、美しい海と、その海に選ばれ愛されたひとりの少女の心の成長を、歌と映像で描いたファンタジーアドベンチャー。12月6日には続編となる『モアナと伝説の海2』が公開される。
豊かな自然に恵まれた南の楽園・モトゥヌイで、タラおばあちゃんが子供たちにある伝説を語り聞かせていた。「命の女神テ・フィティの“心”には、命を創り出す偉大な力が宿っていた。その“心”を半神半人のマウイが盗んだとき、暗黒の闇が生まれた。だが、闇がすべてを覆いつくす前にサンゴ礁を超えて旅する者がテ・フィティの“心”を返し、私らを救ってくれる」と。
そんな伝説を聞いて育った少女モアナは、幼いころに不思議な体験をしていた。まるで海が生き物のようにモアナに触れ、何かを伝えようとしたのだ。だが、モトゥヌイには島を取り囲むサンゴ礁の外には出てはいけないという掟があり、航海は禁じられていた。掟を守る村長のトゥイは、「大海原に飛び出して、その先に何があるのか見てみたい」という気持ちを募らせる娘のモアナに、「海は危険だ。お前の幸せはここにある」と言い聞かせていた。ある日、モトゥヌイに不穏な出来事が起こり始める。ココナッツの木が病気にかかり、魚も捕れなくなったのだ。それらは全て、半神半人のマウイが盗んだテ・フィティの“心”によって生まれた闇が、今にもモトゥヌイを飲み込もうとしているからだった。伝説は本当だったのだ。
「自分の心の声に従うように」というタラおばあちゃんの最期の言葉を胸に、自分の運命を知ったモアナは、テ・フィティに“心”を返すため、そして愛する島と皆を救うために大海原へと旅立つ。
監督を務めたのは、『リトル・マーメイド』(1989年)、『アラジン』(1992年)のジョン・マスカーとロン・クレメンツ。脚本は、『ズートピア』(2016年)で脚本を務め、『ミラベルと魔法だらけの家』(2021年)では監督を務め、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフクリエイティブオフィサーに就任したジャレド・ブッシュが手がけた。音楽は作曲家、作詞家、劇作家、歌手、俳優、ラッパーとして活動するリン=マニュエル・ミランダと、ミュージカル『ライオン・キング』で音楽プロデューサーを務めたマーク・マンシーナ、そしてサモア出身のミュージシャン、オペタイア・フォアイが共同で担当した。
日本語吹き替えは、“海に選ばれた少女”主人公モアナ役を屋比久知奈、“伝説の英雄”マウイ役を尾上松也、モアナの祖母・タラ役を夏木マリ、海底にある魔物の国「ラロタイ」に棲むヤシガニの怪物タマトア役をロックミュージシャンのROLLYがそれぞれ担当。また、日本テレビの辻岡義堂アナウンサーがタトゥーの村人役で出演した。
辻岡義堂アナウンサー コメント
日本テレビアナウンサーの辻岡義堂です。今作は、16歳の少女・モアナの、海を舞台にした冒険物語ですが、なんといっても見所は、マウイやおばあさまのタラなど、色々な方の支えによってモアナがどのように成長していくのか、というところですよね。また個人的には、映画の中の「海の描写」「海の美しさ」にも是非、注目して頂きたいと思います。また大変恐縮なのですが、私声優として出演しております。これまで誰にも気付いて頂いたことがないのですが……役は、タトゥーの村人です。8年前に声の収録を行ったのですが、収録した時点ではまだ採用されるかどうかわからない……。オーディションのようなかたちだったんですよね。ですから、タトゥーを彫られるイメージをして、何度も何度も叫んだことを覚えています。またそのシーンについては、私が演じたタトゥーを彫られる村人にかけるモアナの言葉が非常に愛らしいので、ほんのちょっとで構いませんので、頭の片隅に覚えておいて頂けますと幸いです。12月6日にはモアナ2の公開も控えているということですから、これまでモアナを何度もご覧になっている方も、初めてご覧になる方も一緒に楽しみましょう!!(文=リアルサウンド編集部)