平凡な中飛を落球したヤンキースのアーロン・ジャッジ(C)ロイター

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メジャーリーグの今季世界一を決めるワールドシリーズ第5戦が30日(日本時間31日)、米ニューヨーク州ブロンクスのヤンキースタジアムで行われ、ヤンキースが6-7でドジャースに敗戦。一時はアーロン・ジャッジ外野手の本塁打などで5点のリードを奪うも、守備のミスで瞬く間にアドバンテージを失い、1勝4敗で敗れ去った。

■守りのミスが運命の分かれ道に

試合は序盤からヤンキース打線が爆発し、主導権を握る展開に。主砲ジャッジがワールドシリーズ初アーチとなる先制2ランを放つと、ジャズ・チザムJr.内野手にも一発が飛び出し初回に3得点。2回表にはアレックス・バードゥーゴ内野手の適時打、続く3回裏にはジャンカルロ・スタントン外野手の本塁打で5点のリードを奪った。
対するドジャースは、相手先発ゲリット・コール投手を打ちあぐねて4回まで無得点に。5回表、ジャッジの落球を皮切りにアンソニー・ボルピー内野手、コールにも守備のミスが続いて1点を返すと、フレディ・フリーマン内野手の中前打で2点差。さらに、テオスカー・ヘルナンデス外野手が左中間を破る2点適時打を放って、瞬く間に同点に追いついた。
痛恨の失策続きでリードを失ったヤンキースは、6回裏にスタントンの犠飛で再び勝ち越すも、8回表に2本の犠飛を浴びて力尽きた。圧倒的有利な展開から、予想外の転落で終戦。守りのミスが最後の最後で致命傷となった。