ヤ軍の執念が…グラブを弾いた衝撃ヘッスラ! WSの流れを変えるか? 終盤の大量点を呼び込んだワンプレー
【MLB】ヤンキース11−4ドジャース(10月29日・日本時間30日/ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したワールドチャンピオンシップシリーズ第4戦で8回、ヤンキース若手の7番・ボルぺが野手のグラブを弾き飛ばすほど激しい執念のヘッドスライディング。このワンプレーをきっかけにヤンキース打線が大爆発。終盤で飛び出したチームを鼓舞するビッグプレーに注目が集まった。
第1戦から3連敗で王手をかけられ、もう後がないヤンキースがドジャースに“待った”をかけた。ドジャースはフリーマンのMLB史上初となるWS6戦連発の2ランで先制したが、3回にボルぺに満塁弾を被弾し逆転を許した。
6-4とヤンキースが2点リードの8回、1死走者なしの場面でボルぺが打席を迎えると6球目をレフト前に打ち返した。ボルぺは一塁を回るとそのまま二塁へと激走し、勝ちへの執念を燃やすような気迫のヘッドスライディングを見せた。やや暴走気味にも見えたが、気迫に押されるようにドジャースのセカンド・ラックスがタッチの際にグラブを弾かれ、ボールをこぼしセーフをもぎとった。
ボルぺの気迫溢れるプレーに触発されるようにヤンキース打線が息を吹き返すと、トーレスが3ラン、ここまで不振にあえいでいたジャッジがタイムリーを放つなど、この回一挙5得点の大爆発で追いすがるドジャースを突き放した。
底力を見せたヤンキースに初黒星をつけられてしまったドジャース、第5戦以降に持ち越しとなったワールドシリーズ制覇の行方に注目は高まるばかりだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)