1974年に来日したユリ・ゲラー氏は会見でスプーン曲げに挑戦

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 スプーン曲げで有名な自称超能力ユリ・ゲラー氏(77)が、頭部MRI検査を受け、自分が「超能力」を使うことができる理由を発見したと主張している。英紙デーリー・メールが27日、報じた。

 ゲラー氏は先月、イスラエルの自宅近くの病院で頭部MRI検査を受け、脳の白質に謎のインプラントが埋め込まれていることが判明した。子供の頃に宇宙人によって埋め込まれたと信じており、自分の超能力の答えを発見したと主張している。

「医師たちは脳内にある袋状の容器について何も説明できなかったが、それは危険ではなく、何年もそこにあったものだと言った」

 ゲラー氏は、この物体はニューロン間の電気信号の伝達を高速化する物質だと主張した。

「6歳までは普通の子供だったけど、それ以降は並外れた子供になった。私の中で何かが活性化した」

 ゲラー氏は超能力を得たきっかけをこう回想する。

「私は小さなアパートに住んでいた。通りの向こう側には巨大なアラビア庭園があり、そこにはアーチのある建物があった。私は曲がった柵の間から庭園に忍び込み、一人で遊んでいた。突然、私の目の前約4メートルに、直径約3メートルの光の球体が現れた。それはとても明るく、まるで生き物のように脈動していた。その球体を見つめていると、その球体から一筋の光線が発射され、私の額に当たった」

 さらにこう続ける。

「衝撃が強すぎて、私は後ろ向きに草むらに押し倒された。どれくらいそこに横たわっていたかは覚えていないが、家に走って帰って母に伝えたことは覚えている。母は私が作り話か夢を見ているのだと思ったようだ。その事件の直後、私はスープを飲むため、スプーンを口に持っていった時、スプーンが曲がって折れてしまった。すぐに他のスプーンも曲げられることに気付いた。その後、学校で他の生徒や先生たちの心が読めることに気づいた。私は数学が得意ではなかったので、生徒の頭の後ろを見て心を読み取って答えを書き写した」

 ゲラー氏は成長するにつれ、自分の異常な力は宇宙人との遭遇によるものではないかと考えるようになった。

「ロケットや異星人の惑星に関するアイデアは、私に放たれたレーザー光線からダウンロードされた知識を通じて私にもたらされたと今では信じている。私はあの庭にある光り輝く球体から何かを受け取ったのだ」

 これまでゲラー氏は、超能力実験のため、数々のテストを受けてきた。

「私は長年にわたり、自分の異常な能力の原因を突き止めるために何度もテストを受けてきた。原子爆弾を製造する放射線研究所、アメリカ海軍兵器センター、MI5、MI6、日本の大学、フランスの病院、スタンフォード研究所でテストが行われたが、いずれも原因は見つからなかった」

 そして最近、見えざる力によって、頭部MRI検査を受けなければならないと思うようになり、先日、検査を受け、脳内にインプラントを発見した。

 ゲラー氏は「この発見は、私が探し求めていた答えを与えてくれた。それは、幼少期にレーザー光線を通して私が受け取ったと信じている何かが私の脳内にあるという証拠だ。私は、宇宙人が私に力とエネルギーを与えてくれたと信じている。それが私を目覚めさせたのだ」と話している。

 その経験によって、人々が宇宙人とコミュニケーションを取るのを助けるためのオラクル(神託)カードデッキ「ユリ・ゲラー ザ・エクストラテレストリアル・オラクル」を近日販売することにしたそうだ。