首都圏の「住み続けたい自治体」1位は?

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 リクルート(東京都千代田区)が、首都圏(東京都神奈川県埼玉県千葉県茨城県)に居住している人を対象に「住んでいる街に住み続けたいか」という“継続居住意向”に関する実態調査を実施。その結果を集計した「SUUMO住み続けたい街ランキング2024 首都圏版」を発表しました。今回は「住み続けたい自治体ランキング」です。

神奈川県の自治体が18位→10位

 同調査は隔年で実施。調査期間は2024年1月23日から2月5日(1次調査)、2月15日から同月27日(2次調査)。対象者は首都圏在住の20歳以上の男女。1次調査にて「住んでいる街への継続居住意向」を調査し、2次調査では「1次調査で30人以上の回答が得られた最寄り駅および自治体」を回答した人に対し、住んでいる街の魅力などについて調査したもの。有効回答数は、1次調査が31万7222人、2次調査が5万1211人です。

 首都圏の「住み続けたい自治体ランキング」1位となったのは、「東京都武蔵野市」(82.60点)。2022年の調査でも1位を獲得しています。

 次いで、2位は「東京都目黒区」(81.93点)、3位は「東京都中央区」(81.63点)と続いています。なお、今回10位に入った「神奈川県横浜市都筑区」(79.23点)は、前回調査時の18位から大きく順位を上げる結果となりました。

 調査結果を受けて、SUUMO副編集長の笠松美香さんは「交通アクセスの良さや買い物環境などは欠かせない要素ですが、それだけでは住み続けたいと思わせるには足りません。上位の街の住民はいずれも、自分が暮らす街に対して強い愛着を持っています」「住民の思いが強いことで、街の、教育環境や防災対策などへの意識が高まり、さらにその街が好きになるという好循環も生まれます」とコメントを寄せています。