【ライブレポート】三宅健、約4万人を動員した2024ライブツアーを完走

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■「頑張らなきゃいけないときは頑張って、こうやって集まれるときは集まって楽しい時間を共有できればと思っています」(三宅健)

三宅健が2024年8月より全国を回ってきたツアー『2024 Live Performance Another me:The otherside Presented by KEN MIYAKE』の東京公演が10月26日、27日に東京体育館にて行われた。本稿では、10月26日18時公演の様子を掲載する。


【10月26日18時公演 ライブレポート】
開演直前、会場スクリーンには三宅とダンサーが東京体育館の外にて撮影したダンスレクチャー動画が放映された。

ステージが暗転し、マッチを擦る音ののちにキャンドルを持った三宅がステージに登場。キャンドルの火を吹き消すと、アコースティックギターのバッキングを皮切りにWurtSが楽曲提供しMVの監督も務めた楽曲「ホーンテッド」で開幕する。

ピンク色の照明に逆光から照らされダンサーとともにシルエットが浮かび上がった「Ready To Dance」、キャンドルの灯る間接照明の隣に腰かけリラックスした雰囲気を醸した「100CANDLE」、ステージ背後のスクリーンを広々使った映像とともに自身のダンスとレーザーのリンクで魅了する「DROP」と、次々楽曲を披露する三宅。

さらに装いを真っ赤なな衣装に変えると、ダンサーとの掛け合いやシルエットを使ったダンスなどで楽しませた「iDOLING」へ。これまで様々なミュージシャンとタッグを組むことで幅広いジャンルの楽曲をパフォーマンスしてきた三宅だが、ステージでは楽曲による世界観の違いを、彼のパフォーマンス力と演出の幅広さで魅せていた。ステージ序盤はファンのペンライトも消すことが促されており、演劇を観るかのように、没入して楽しむ形のステージづくりが意識されていたのも印象深い。

「ジェットコースター」ではステージや花道が虹色に染まり、ファンもペンライトを点灯。序盤とは打って変わった賑やかな雰囲気で、三宅は花道を練り歩きながらファンとコミュニケーションを取る。ダンスレクチャーを挟みセンターステージで披露された「I\'m good」では難度の高いダンスを客席とともに踊り、一体感を作り上げた。

ファンとフランクにやりとりをしたMCのあとには、「circus」、「mydoll」、「Unzari」とダンサブルなナンバーをダンサーとともに披露。更に「ドラマチック」をしっとりと歌い上げると、ステージ上には雪が舞いつつ三宅がオーガンジーの中で踊り、「BOY」へ。振り子のような照明が三宅の前を動き続け、幻想的な雰囲気を醸していた。

本編ラストは1曲目にも披露した「ホーンテッド」を再度披露。ステージ上の炎の特効が迫力を演出し、歌いきるとともにスモークに包まれた三宅が倒れ、劇的に幕を閉じた。

アンコールにて「Love Bottle」を歌い再登場した三宅は、改めて集まったファンに感謝を伝える。「時間は限られていて、あっという間に時が過ぎてしまう。みんなには日々後悔のないように、会いたいときに会いたい人に会って、観たいものがあれば観たいときに観て、1日1日を大切にしてほしいなと思います」と口にする。「頑張らなきゃいけないときは頑張って、こうやって集まれるときは集まって楽しい時間を共有できればと思っています」。そう話すと、その思いを歌に乗せるように「星に願いを」を歌唱。最後は重厚なトラックに“推し活あるある”がふんだんに組み込まれた「スーパースター」を披露した。

ここでライブは幕を閉じたと思いきや、鳴りやまないアンコールの声に応えて三宅が再々登場、「Unzari」を再度披露する。ここで花道を練り歩いていた三宅は曲が終わるまでにメインステージに戻れず、「曲が足りない!もう1曲やるか!」と「DROP」へ。思わぬサプライズで最後までたっぷりと盛り上がり、「また会おうね、約束だぞ!」と再会の約束を交わしてライブは幕を閉じた。

(C)TOBE Co., Ltd.

【セットリスト】※東京公演

1.ホーンテッド
2.Ready To Dance
3.100CANDLE
4.DROP
5.iDOLING
6.ジェットコースター
7.I'm good
8.circus
9.mydoll
10.Unzari
11.ドラマチック
12.BOY
13.ホーンテッド
EN1.Love Bottle
EN2.星に願いを
EN3.スーパースター
EN4.Unzari
EN5.DROP

三宅健 OFFICIAL SITE
https://tobe-official.jp/artists/kenmiyake