【天皇杯】神戸が2ゴールで京都に勝利 G大阪と決勝へ 関西対決はJリーグ発足後初
◇天皇杯 ▽準決勝 神戸2―1京都(27日・ノエビアスタジアム)
2019年度以来となる天皇杯Vを目指す神戸が、2―1で京都を下し、11月23日に国立で開催される決勝への進出を決めた。
前半18分、右サイドから仕掛けた神戸は、FW佐々木のクロスにゴール中央にいたFW宮代がヘディングシュート。先制のネットを揺らした。1点を追う京都は前半32分、FWマルコトゥーリオがFWエリアスからペナルティーエリア手前でパスを受けると、DF2人を交わし、右足を振り抜いた。同点ゴールに雄たけびをあげ、前半は1―1で折り返した。
後半7分には神戸FW佐々木がペナルティーエリア内で倒され、VAR判定でファウルが認められ、PKを獲得。同10分、佐々木のシュートはGKク・ソンユンに一度は止められたが、こぼれ球を自ら右足で押し込み、勝ち越し。1アシスト、1ゴールの活躍を見せた。
神戸は後半32分、途中出場のFW武藤のクロスからFW大迫がヘディングでつなぐと、最後は宮代が頭で合わせ、追加点を挙げた。しかし、VARの結果、宮代がオフサイドと判定され、得点は無効に。それでも、1点リードで神戸が逃げ切り、G大阪との決勝進出を決めた。
天皇杯決勝での関西対決は1953年度(全関学5―4大阪クラブ)以来、1993年のJリーグ発足後では初となる。