日本で香港人がやらかした「それはダメじゃん」行為を列記―香港メディア
香港は、世界の中でも日本旅行の人気が特に高い土地だ。日本政府観光局(JNTO)によると、コロナウイルス感染症の発生前の2019年には延べ229万792人の香港人が来日した。同年の香港の人口は750万8000人だったので、乳幼児から高齢者までを含めて香港人の3.28人に1人が日本を訪れた計算になる。台湾人の4.73人に1人、韓国人の9.27人に1人と比べても目立って多い。大部分の香港人が日本の習慣などを尊重して日本旅行を楽しんでいることは間違いないが、香港人の目で見ても、「日本でそれはダメじゃん」という行為をする同胞がいるという。香港メディアの香港01が伝えた。
記事はネットに投稿された、香港人の目で見ても「日本でそれはダメじゃん」と思うしかないという、香港人による行為10例を紹介した。比較的詳しい解説を添えた項目もあり、行為名だけを書いた項目もある。以下は、その概略だ。
【1】
同じホテルを途中の何日かを開けて前後2回に分けて予約した人がいる。1回目のチェックアウトを終えた後、数日したら再び戻ることを理由に、ホテルに荷物を預けた。しかしホテルを戻った際には後半の宿泊をキャンセルして荷物を受け取った。そのホテルはキャンセル料を取らないことを悪用して、ホテルを荷物置き場として利用した。
【2】
公共の場所である交通機関の中で大声で話したり、電話で通話。
【3】
ドライブ旅行で目茶苦茶をやる(説明は添えられていないが、交通ルール違反や交通秩序を乱す運転をしたことと考えられる)。
【4】
トラブルになると、すぐに相手の顔写真を撮影してSNSに投稿して一方的に非難してさらし者にする。
【5】
飲食店で騒ぐ。日本の飲食店はよく、小さな音量で音楽を鳴らしている。客に気持ちよく食べてもらうためだ。しかし香港人はとかく、写真や動画を撮影して「おいしい! コストパフォーマンス最高! 全部で××香港ドル!」などと騒ぎ立てる。
【6】
買い物の際に値段交渉。香港人女性が観光地で買い物をして、値段交渉をしていた。日本では定価が書かれているのに、彼女は店員に「こんなにたくさん買うのに、どうして安くしないのか」と言っていた。
【7】
日本食を食べる際の日本のルールに従わない。香港人のグループが繊細な盛り付けも特徴である懐石料理を食べていたのだが、一人が「私はこれは食べない」と言い出すと、別の人も「私もこれは食べない。あの人に渡して」などと言い出して、結局はさまざまな容器が卓上を行き交うことになった。店の人も、次の料理をいつ出せばよいのか、分からなくなってしまった。
【8】
他人や周囲を勝手に撮影する。営業中の店に入って行って、周囲の邪魔になることもかまわずに、写真や動画を撮影する人がいた。店員や他の客に「撮影してもいいですか」とも尋ねずに勝手にカメラを向けていた。
【9】
スマートフォンなどのスピーカーを使って音楽を鳴らしたり動画を鑑賞したりする。
【10】
その他の「郷に入っても郷に従わない」行為。例えば大浴場で、浴槽に大きなタオルを入れて一部を「自家用プール」のようにしたり、入れ墨をして入浴している人がいた。さらに、自分が使った桶などをそのままにして立ち去る人もいた。日本では、入浴についてのルールが入口部分に表示されているのに。(翻訳・編集/如月隼人)