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アメリカのニューヨーク・タイムズは、数千人の北朝鮮の兵士がロシア西部・クルスク州に到着したと報じました。

ニューヨーク・タイムズは25日、当局者の話として、ウクライナ軍の越境攻撃が続くロシア西部のクルスク州に、数千人の北朝鮮の兵士が到着したと報じました。

最初の部隊が23日にクルスク州に入って以降、兵士の数は増加しているものの、戦闘にはまだ参加しておらず、どのような役割を担うかは明らかではないと伝えています。

その上で、北朝鮮の部隊が投入されれば、ロシア軍は攻勢を強めるウクライナ東部に兵力を集中させることができるとしています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は声明で、「ヨーロッパで北朝鮮との戦いを強いられるだろう」と危機感を示した上で、ロシア領内で長距離兵器を使用する許可に応じない支援国の決断力の欠如によるものだと、不満をあらわにしました。

声明では、ロシアによる市民への攻撃も批判していて、ロイター通信によりますと、中部のドニプロで25日、ミサイル攻撃で4人が死亡、子どもを含む少なくとも20人がケガをしたほか、首都キーウでも無人機攻撃によって14歳の少女が死亡したということです。