[10.26 リーグアン第9節 スタッド・ランス 1-2 ブレスト]

 スタッド・ランスは26日、リーグアン第9節のブレスト戦を1-2で落として今季初の2連敗を喫した。FW伊東純也が2試合連続となる今季4アシスト目を記録した一方、FW中村敬斗の連続ゴールは5試合で止まった。

 ホームで勝利を狙うスタッド・ランスだが、開始早々の前半2分にDFジョセフ・オクムがハンドの反則を取られてPKを献上。MFロマン・フェーブルに決められて先制を許した。続く同18分には伊東のFKがクリアされたところからカウンターを受け、最後は抜け出したFWママ・バルデに追加点を決められた。

 2点を追いかけるスタッド・ランスは、5試合連続ゴール中の中村にボールを届けようとするも手前でカットされるシーンが目立つ。それでも前半29分、伊東のCKをオクムが頭で合わせて1点差に迫った。当初は中村がGKの視線を遮ったとしてオフサイドと判定されたが、VARの介入を経てゴールが認められた。

 後半3分には中村のクロスをFWウマル・ディアキテがペナルティエリア内で収め、右サイドに展開。走り込んだ伊東が右足でシュートを放つも、ボールはGKの手をかすめるようにして枠の上に飛んだ。同12分、中村のサイドチェンジを受けた伊東が絶妙なスルーパスを出してチャンスを演出する。DFオーレリオ・ブタがタイミングよく抜け出したかに見えたが、相手の対応に遭ってシュートには至らなかった。

 スタッド・ランスは1点ビハインドのまま試合終盤に突入する。後半40分には1点目と同じように伊東のCKをオクムがヘディングシュートで合わせるも、フリーで放ったボールは枠の上へ。同42分にも同じ流れでゴールに迫ったが、これも枠の上に飛んだ。そのままタイムアップを迎え、ブレストが勝利を収めた。