私にだけ毎回「痩せた?」知人男性の『無神経発言』が迷惑! → 毅然とした対応でぶった切る!

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地域の福祉サークルに入ると、普段出会えないような人と会えたり、自分の親世代の人と話せたり、楽しいことも多いです。でも、いつも会う中年男性が容姿を指摘するようになってきて……。そんなエピソードを友人が聞かせてくれました。

福祉サークルでの出会いと期待

私は1年ほど前、地域の福祉サークルに入りました。週1回公民館に集まり、地域の福祉について学んだり、実際に活動したりと、内容は多岐にわたります。

福祉サークルに在籍する人は、年齢、性別、職業もバラバラで、みな程よい距離感で楽しく過ごしていました。

繰り返される容姿への言及

入会して間もなく、70歳くらいの男性Oさんがよく私に話しかけてくるように。そのたびに「痩せた?」と聞いてきます。私は「痩せてないですよ、変わりませんよ」と苦笑いであしらっていました。

悪気はないのかもしれませんが、会うたびに私にだけ「痩せた?」「細いね」「病気なんでしょ?」「ちゃんと食べてる?」と言ってくるのは、やはり不自然に思いました。Oさんと私は、親しい間柄でもありません。私はサークル内で一番若い女性だったので、そういうデリカシーのない発言をしてきたように思います。他の女性たちには何も言っていないのですから。Oさんの発言を否定するたびに、私の中でだんだんとストレスになっていったのです。

距離を置く選択

しばらくして私はOさんと距離を置き、活動の最中も話さないようにしました。サークルが終わったらすぐ帰り、何も言われないようにしたのです。

すると今度は、Oさんに「いつもすぐ帰るね。何か用事でもあるの?」と聞かれました。私はもう正直「ほっといてくれ!」状態。距離を必要以上に詰めてくる男性に疲れてしまい、私は1カ月サークルを休みました。

そして気持ちも落ちついたころ、またサークルへ行くことに。

無神経発言への毅然とした対応!

久しぶりのサークルでは、「心配したのよ」「来てくれてうれしい」と、みんなが声をかけてくれました。楽しく会話していると、遅れてOさんが部屋に入ってきました。

Oさんは会話の輪に入ってくるやいなや「久しぶりだね。また痩せた? 病気じゃないよね?」と言ってきました。年上の方にはなかなか言いづらかったのですが、今回は勇気を出して「見た目のことを言われるのは不愉快です。やめてください」と冷静に伝えました。

Oさんは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をし「そっか。配慮が足りなかったね、ごめんね」と一言。それからようやく私に平穏が訪れました。

心配してくれる気持ちは有難いですが、こちらから言ったわけでもないのに、身体についてアレコレ気安く言われたり詮索されるのは、いい気分ではありませんよね。瘦せ型や高身長など、人それぞれ様々な体型があり、他人の知らないところで悩んでいることもあるでしょう。「痩せたね」といったセリフも、誰かにとっては不快な言葉なのです。挨拶代わりに身体に関するコメントを交わすのは、マナー違反と心得た方がいいでしょう。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。