Photo: Kyle Barr / Gizmodo

不評アイテムに向き合う時がきたか。

iOS 18.1のリリース候補で見つかったコードによると、Appleは不評だったMagic Mouse、Magic Trackpad、Magic Keyboardの新バージョンを間もなくリリースするようです。ついに、時が来たって感じですね。

このコードには、Magic KeyboardのTouch ID付きバージョンとTouch IDなしバージョンが記されています。ほかの機能に関する情報はあまりありませんが、少なくともEUの新しい規制に従い、すべてType-C充電に切り替わっていることは分かっています。MacRumorsによると、これら3つのデバイスは10月リリース予定で、次期M4 Macのラインナップと並ぶとの見立てが有力。

これまでのMagic関連製品は、評判イマイチ

AppleのMagic関連機器はここ数年、常に厳しい批判にさらされてきました。

マウスは信じられないくらい「直感的でない」デザインで、Lightingポートはよりによって底面。これでは充電が面倒なだけでなく、充電中は使えないわけで、なんとも非合理的だといえます。

そしてトラックパッドで一番気に入らないのは、動きの少なさ。ボタンはとんでもなく浅く、押したときの満足度がかなり低いです。私はMacBook Airをもっぱら読み書きに使っていますが、これでデザインや編集ソフトを使ったらどれだけ苦労するか…想像もつきません。トラックパッドと同様、キーボードもキーの動きが少なく、カチっとしたクリック感とはほど遠い感じ。

多くのエンジニアがみずから改良にトライしてきた

Magic Mouseをより人間工学的で使いやすいものにしようと、多くのエンジニアが試行錯誤してきました。有名なYouTubeチャンネル「Unnecessary Inventions」のマティ・ベネデット氏は、Magic Mouse 2を電源に接続したまま使用できるようなアイテムを3Dプリントしてみましたが、残念ながら、これは失敗。

また別の有名なエンジニア、イワン・クレショフ氏は、このマウス用に作成したプロトタイプをXで共有しています。彼が選んだのもまた、使いながら充電できるマウス。

そうそう、2024年の世界開発者会議(Worldwide Developer Conference)で話題になった、人気ユーチューバーとAppleのティム・クック氏との面白対談映像も忘れてはいけません。カンファレンスの後、YouTuberのマルケス・ブラウンリー(通称MKBHD)がCEOと1対1で対談し、Magic Mouseについて質問をぶっこんでましたよね。クック氏の歯切れの悪い回答が印象的でした。

Magic Mouseね…ああ、なんていうか、信じられない瞬間でしたよ…。

MacBook AirやiPadほど思い入れがない人も多いかもしれません。

えぇ………エルゴノミクスを…うまく取り込むのが…鍵…でしたねえ。