Photo: 武者良太

F1のような、アバンテJr.のようなカウルには理由があります。

両親が雪山の麓に住んでいるからよく分かる。毎日々々の除雪は本当に大変だってことが。体力あるうちは手押し式の除雪機でいいんだけど、そうも言ってられなくなったときにどうしたら。

未来は明るいかもしれない。だってエバーブルーテクノロジーズの遠隔操縦除雪ドローン「SRD-F11RC」が2025年1月から走り出すんだから。

全長1.11m、全幅0.65m。全高0.6m。シニアカーの範疇に収まるボディに、ゴツゴツしい農耕機用のタイヤの組み合わせ。得意な道は、振り始めたばかりの新雪。ブロックの1つ1つが雪をかき出してくれますよ。

除雪ブレードを外した状態なら、200mmの段差も乗り越えられるとのこと。アシを自由に動かすために、このカウル形状となっているのですね。

モーターは4機だからガチ四駆。250Wx4=1000Wのパワーを持ち、自動車用の12Vバッテリーx2で駆動します。

稼働時間は常温・平坦路で3時間。雪を押しのけているときはどれくらいになるのかな。それでも自宅の玄関先から、自治体による除雪が行われている公道までの距離がそこまで長くなければ、コイツで日々のルート確保ができそう。

将来的には自動運転に対応するアップグレードキットも提供予定。ルンバみたいに充電駐車場から発進して、必要な除雪を終えたらスタート地点にもどって充電開始、までやってくれたらいいなあ!

Photo: 武者良太
Source: エバーブルーテクノロジーズ