きょうはドル円、クロス円が一本調子で上昇=ロンドン為替

 きょうはドル円、クロス円が一本調子で上昇しており、目立った調整の動きは入っていない。トランプ氏の大統領就任後を警戒したいわゆる「トランプ・トレード」がドル買い圧力となっている。

 また、日本でも27日の衆院総選挙で自民・公明党が過半数割れとなる可能性が報じられており、政治情勢は極めて不透明になっている。そのなかで、日銀は早期利上げを実施しにくいのではとの思惑もあるもよう。これについては、NY終盤の植田日銀総裁のIMF会合での講演内容を確認したいところだ。

 ドル円相場は、ここ1カ月間で10円超の上昇となっており、介入警戒感が広がりやすい状況となっているが、実際の警戒感は依然ほどは強まってはいないようだ。

 ドル円は東京早朝の151.03近辺を安値に、ロンドン時間には152.76近辺まで買われている。上昇率は1%を上回っている。ユーロ円は163.05近辺から164.77近辺へ、ポンド円は195.91近辺から198.34近辺までの大幅な円安の動きとなっている。

USD/JPY 152.63 EUR/JPY 164.55 GBP/JPY 198.07