6万7100円のスカートが1650円に!アウトレットじゃない「オフプライスストア」が人気 服や家具がお手頃に

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物価高が続いている今、「オフプライスストア」が店舗数を増やしています。

オフプライスという名前の通り、お財布に優しいのが特徴ですが、どのくらいお得なのか、どうして安いのか取材しました。

東京・新宿のアパレルショップ。
普通のお店のようですが、値段を見てビックリ!

7900円のブーツが2000円、2万5080円のジャケットが2508円。
さらに、6万7100円が1650円です。

毎日、最大90%オフ、しかも全て新品なんです。

お店に訪れた人は「3520円だけど、元値は3万2000円。10分の1」「ジャケットとか靴とか商品の数が豊富なので、そこもうれしいポイント」と話しました。

どうしてこんなに安いのでしょうか。

そもそもオフプライスストアとは、シーズンを過ぎてしまった商品や、余った在庫を安く買い取って激安で販売するお店のこと。

自社ブランドの在庫を直販店で販売するアウトレットとは違い、複数のブランドから仕入れているため、品ぞろえも豊富です。

例えば、春夏物を買い付ける際は、需要が高いものをまとめ買いしていました。

バイヤー:
時期でいうと、これはいつになるんですか?

卸売業者:
これはもう夏ですかね。今、時期的にも9月でも10月でもこの気候なので、全然使ってもらえます。

バイヤー:
シアー素材はマストで売れる商材なので、ぜひ売ってください!

オフプライスストアは売り上げを伸ばしていて、わずか3年で12店舗に拡大しています。

ローカスト バイヤー・氏田かのこさん:
社会の中で物価高とか言われていて、お客さまが1つの商品に対して出せる金額っていうのがやっぱり下がってきている。そこが社会と連動している。

そんなお財布に優しいオフプライスストア。
“単価が高い”あの業界にも広がっています。

「イット!」取材班が向かったのは、全国展開する家具店です。

ビッグウッド稲毛店・篠崎淳志副店長:
もともとメーカーさんのお値段でいくと、15万7300円でお出しします。ここからさらに74%引きで、3万9990円。税込みでお値段はこちらです。

こういったおしゃれなソファからテーブルに食器棚など、500種類の家具が定価の半額や8割引きになっています。

売りの1つが量販店では出会えない、現品限りの1点もの。

宝探しのように楽しめるのも魅力になっています。

家具店のリピーターだという人は「2回目です。ソファとかすごく安かったので、来てすぐ買っちゃった」と話しました。

「予算は10万円ぐらいで考えていたんですけど、思った以上に値段が安いというのがあったんで、他の小物もプラスで買おうかなと」と話してくれた男性は、16万超えの高級ソファを半額以下の6万4990円で購入。
予算を大幅に下回るお値段です。

こうして商品が売れると、新たな家具を組み立て、すぐに補充します。

回転率の高さも好調な売り上げにつながっているそうです。

ビッグウッド稲毛店・篠崎淳志副店長:
10月の期間でいきますと、ソファとかこたつ回りが通常よりも安く出しています。うちは月に4回、商品を新しくどんどん仕入れをやっているので、そのタイミングで来ていただくだけでも掘り出し物に出会えるかも。

オフプライスストアには売れ残りだけでなく、寸法が違うなどの理由でブランドタグがつけられなかった商品もあるそうです。

お財布に優しいのはもちろん、消費者の手に渡らなかった年間15万トンの新品の洋服の廃棄を減らしてもう一度、洋服を輝かせられる。

そして、それがサステナブルなサイクルにつながるということで、地球にも優しい取り組みとなっています。