新企画が目白押し、ONE PIECE声優も登場　九大祭の見所を聞いてみた【ミーキャップ取材班】

2024年10月22日 16時0分

みんなの感想は？

こんにちは、ミーキャップ取材班のちひろです！

秋といえば、学祭シーズン。私の通う九州大学でも11月の2日と3日に開かれる「九大祭」が近づきつつあります。

そこで九大祭の魅力をお伝えする記事をどんどんお届けしていきます！

他の大学や地域の皆さんにも足を運んでもらい、楽しんでもらえたらうれしいです！

初回は第77回九大祭実行委員長の武井理人さん（文学部3年）にインタビューした様子をお届けします♪

九大祭に込める思いの強さがひしひしと伝わってきましたよ。それでは、どうぞ！

■有名声優がトークショー

今年度も新企画がたくさん用意されていると聞きました。具体的には？

「『九大歌唱王』の実施や『フォトスポット企画』を新たにご用意しています！」

どちらもとても気になりますね。どんな経緯で企画されたのですか？

「委員の中に音楽系のライブが好きな子がいて『九大祭にもライブ会場にあるようなフォトスポットがあれば楽しいんじゃないか』と発案してくれたんです」

実行委員会は活発に意見を出せるようなフラットな雰囲気があるんですね。

「歌唱王」については次回のリポートで詳しくお伝えするとして、他におすすめの企画があれば、ぜひ教えてください！

「一つ目は、椎木講堂でのゲストトークショーです。声優の山口勝平さんにお越しいただきます。実行委員としては、一大企画として時間をかけて進めてきました。声優さんにお会いできる機会はなかなかないと思うので、これを機にお客さんに楽しんでほしいという思いがあります！」

山口勝平さんは「ONE PEACE」のウソップ、「名探偵コナン」の工藤新一の声を担当するなど、多くの有名作品に出演されている方ですよね。しかも、地元の福岡市出身！　昨年も「僕のヒーローアカデミア」の爆豪勝己の声などで知られる岡本信彦さんのトークショーがあり、外部からもお客さんが来て大盛況だったと聞きました。九大祭には豪華な声優さんが来るイメージなので楽しみにしています！　

「もう一つ、高校生向けに受験勉強や大学生活について紹介する『高校生ガイダンス』も恒例で、毎回反響が大きく、好評をいただいていますよ」

九大を志望している高校生にとってはうれしい企画ですね。ぜひ取材してみたいです！

お話を通して、九大生だけではなく、高校生をはじめとする多くの外部来場者の方々にも九大祭を楽しんでもらう工夫がされていることが分かりました。

昨年の「九大祭」の様子。たくさんの方に来ていただきました！

■テーマカラーがポイント

今年の九大祭のテーマは「紫季彩」。どんな思いが込められているのでしょうか？

「ポイントは、テーマカラーの紫です。一昨年は青、昨年は赤で、今年は二つの色を織り交ぜてできる『紫』にしたいという思いがあったんです。一昨年、昨年の九大祭を引き継いで、今年も成功させたいという思いが込められています！　『青＝未熟』から『赤＝成熟』へ向かうイメージに九大祭を重ねています。さらに、九大祭は11月に開かれることから、赤をイメージとする夏から、青をイメージとする冬へと移ろうイメージも反映されているんです」

さまざまな意味や思いが込められていて驚かされました。青と赤、両方の色があるからこそ成り立つ「紫」をテーマにすることは、これまでの九大祭の歩みを反映させているようですてきですね。

武井さんのお話を聞いていて「過去の九大祭を引き継いで、今年も成功させる」という思いをひしひしと感じました。それがテーマにも色濃く表れていることが分かり、納得しました。

■1年前の1週間後から

さて、九大祭まで1カ月を切りました。今はどのような準備をしているのでしょうか？

「既に企画の内容は確定しているので、当日に必要なものを制作したりしています。それに昨年度の反省を確認して、本年度はどういった部分を意識していくか、委員の間ですり合わせている段階ですね」

そうなんですね。やはりステージ企画などは早い時期から動いているのでしょうか？

「本年度の運営は、昨年の九大祭が終わった1週間後からスタートしています。企画などについても、5月には大学側への提案会の1回目があり、8月ごろからは企画の詰め作業が始まる…という感じです」

なんと1週間後！　九大祭を作り上げるって、それだけの時間が必要ということなんですね。

「新しく企画を考えたりするとかなり時間がかかりますね。こんな企画がしたい！というアイデアが委員の中で出ても、必ずしも実現まで至るわけではなく…。そこが難しさの一つでもあります」

きっと早くから準備をしているのだろうとは思っていましたが、想像以上で驚きました。それだけ「より楽しんでもらえる九大祭を」という思いのもと、話し合いや準備を重ねているからこそなのですね。時間と思いが込められた今年の九大祭。実際に足を運べば、実行委員の熱い思いを感じ取ることができるのではないでしょうか。