3位からの下克上で日本シリーズ進出を決め、歓喜の輪を作るDeNAナイン(撮影・伊藤笙子)

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 「JERA CSセ・ファイナルS・第6戦、巨人2−3DeNA」(21日、東京ドーム)

 DeNAが大激戦を制し、通算4勝3敗で2017年に続くリーグ3位から下剋上でのCS突破を果たした。3連勝で王手をかけた後、2連敗でアドバンテージを含め3勝3敗で迎えた最終戦。九回に2死三塁から牧が決勝適時打を放った。

 一進一退の攻防の中で迎えた九回。先頭打者の森が右前打で出塁すると、犠打で二塁へ。桑原の三ゴロの際に、森が一瞬の隙をつく好走塁で三塁に進み、2死三塁に。牧が三塁横を抜ける適時打で、勝ち越した。その裏は守護神・森原が3者凡退で締めくくった。

 日本テレビは午後7時から地上波で中継。熱戦となり、試合終了まで延長したが、最後はDeNA・三浦監督と巨人・阿部監督が握手を交わしたところで中継終了。この日、急きょ放送することになった米大リーグでワールドシリーズ進出を決めたドジャースの優勝決定シリーズ第6戦の放送へと入った。勝利監督インタビューは中継せず、SNSでは「地上波ばっさり終わったな」、「大谷の試合流すよりもきちんと三浦監督のインタビュー流そうよ。失礼」、「これは良くない」と、怒りの声があがっていた。