黄金比を導き出す“味覚AI”使い「ピザハット」からチーズ130%の“AIピザ”発売…「味の最適解」カキフライに合うのは「ポン酢」！
宅配ピザチェーンの「ピザハット」から21日、新たなピザが発売された。
人間とAI（人工知能）が手を組んだピザがついに完成。
最先端科学で生まれた“AIピザ”だ。
AIが「チーズ130%に増量」を導き出す
取材班が開発の現場を訪ねると、早速窯で焼き上げられた熱々のピザが登場した。
左が従来の商品で、右が新商品のAIピザ。
最新鋭のAIが導き出したのは、「使うチーズを130%に増量」という答えだった。
梶谷直史キャスターが試食したところ、「おいしい！100%のものより130%のものの方がチーズ感が強いんですけど、しつこくなくて食べやすいですね」と感想を語った。
日本ピザハット商品開発ユニット・小森拓麻マネージャー：
（人間は）季節によって味覚とかも少し違うかなみたいなことも感じることあるんですけども、「AI味覚センサーレオ」みたいなものがあると知って、開発に役立てられると。
5つの“味”を分析可能「AI味覚センサーレオ」
「AI味覚センサーレオ」とは、どんなものなのか。
「レオ」は、甘味や塩味など5つの味を分析することが可能で、実はこれまでも人気のグミの甘味と酸味の“黄金比”などを導き出してきた。
街の人に、どんなメニューの“黄金比”が気になるか聞いたところ「カレーとか」「ドレッシングとか」「ギョーザのタレ。私も思った、ギョーザかな」などの回答が聞かれた。
そこで「イット!」は、気になるギョーザのタレの“最もおいしい割合”を探るため、開発者のもとへ。
“味博士”OISSY株式会社の鈴木隆一社長に「しょうゆ・酢・ラー油」の“黄金比”を探ってもらった。
「5対5対1」という、酢が多めのタレで実験した。
ギョーザの肉汁が合わさった液体と「レオ」にセッティングし、分析開始。
その結果がこちら。
一見、バランスが悪いように見えるが…。
“味博士”ことOISSY株式会社・鈴木隆一社長：
正五角形とかになっちゃうと、味の特徴がなくなっちゃうので、あまりおいしくないんですよ。こんな感じで、強い味が、うまみと酸味と塩味で、強弱がちゃんとついているっていうのが非常に重要。
黄金比のタレのお味は、しょうゆと酢とラー油のバランスが絶妙でとってもおいしいかった。
カキフライに合うのは「ポン酢」
さらに「レオ」は、カキフライに合う調味料も分析した。
その結果、王道のタルタルソースなどを抑え、堂々の1位に輝いたのは「ポン酢」。
塩味や酸味のバランスが絶妙で、カキフライと相性抜群だという。
最新AIから生み出される味の「最適解」。
今後も科学の力で導き出される“うまさの黄金比”に期待だ。
（「イット!」10月21日放送より）
