ドジャース4年ぶりWS進出決定!大谷翔平はマルチ安打&1打点の活躍!悲願の「世界一」へヤンキースとの名門対決

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大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年10月20日(日)(日本時間21日)MLB ロサンゼルス・ドジャース 対 ニューヨーク・メッツ @ドジャー・スタジアム>

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ゲームセットの瞬間、ドジャースタジアムは歓喜の輪に包まれた。

ドジャー・スタジアムで行われたニューヨーク・メッツとのナショナル・リーグチャンピオンシリーズ第6戦。

ドジャースの大谷翔平(30)が「1番・DH」で先発出場。4打数2得点2安打1打点、1三振1四球で2試合連続のマルチ安打をマークした。

自慢の強力打線が爆発しドジャースが10-5で快勝。4勝2敗でナショナル・リーグチャンピオンシリーズを制し、4年ぶりにワールドシリーズへと駒を進めた。

アメリカンリーグのリーグ優勝決定シリーズは、ヤンキースが41回目のリーグ優勝を果たし、15年ぶりのワールドシリーズ進出を決めている。

地元ロサンゼルスに帰ってきてのこの試合、ドジャースはブルペンデーということで先発にはレギュラーシーズンの後半戦からクローザーを務めていたコペック(28)が登板したが、初回は制球が安定せず、2死三塁のピンチを招くと、4番のアロンソ(29)にセカンドへの内野安打、さらにテーラー(34)の悪送球があり、1点を先制されるという苦しいスタートとなった。

しかし、ドジャースはすぐに巻き返す。先頭打者の大谷がセンター前ヒットを放って出塁し、1死一、三塁のチャンスを作ると4番のエドマン(29)がメッツ先発のマナイア(32)のスライダーを捕らえ、レフトへの2点タイムリー2塁打を放ちあっという間に逆転。

さらにエドマンは3回の第2打席にマナイアのストレートをフルスイングして左中間への2ラン本塁打を放ち、ここまで不振だったスミス(29)もこれに続くかのようにセンターへ2ラン本塁打を叩きこんで、一気に4点を追加。3回裏を終えた時点で6-1とリードを大きく広げた。

後がないメッツは4回、ポストシーズン好調のビエントス(24)がドジャースの4番手投手、ブレイシア(37)から2ラン本塁打を放ち、3点差に詰め寄ると、4回からはクローザーのディアス(30)がマウンドに上がり、2イニングを無失点に抑えて、チームの逆転を待つ形に。

だが、ドジャースの強力打線がメッツ投手陣を打ち崩す。6回、マウンドに上がったばかりのスタニック(33)を攻め立てて無死一、二塁というチャンスを作ると打席には大谷。低めに来るスプリットを丁寧に見送り、ストレート勝負に賭けた大谷はフルカウントからの7球目、スタニックが投じた158キロのストレートを叩いた。

打球はセンターの前へと打ち上がる打球となり、そのままテイラー(30)の前に落ちるヒットに。これでランナーが生還してドジャースは1点を追加。ポストシーズンで大谷が打点を挙げた試合はここまで5戦無敗というドジャースにとって、この1点は大きな追加点となった。

メッツはその後、7回にアルバレス(22)が犠牲フライを放ち1点を返し、その裏には本来は先発の千賀滉大(31)をリリーフ登板させるという執念を見せたが、8回に千賀はベッツ(32)にタイムリー2塁打、テオスカー・ヘルナンデス(31)から犠牲フライ、キケ・ヘルナンデス(33)にタイムリーを打たれ3失点を喫して降板するなど苦戦を強いられた。

大量リードを奪った後もドジャースは細かい継投を続けてメッツ打線の反撃を凌ぎ、8回以降はトライネン(36)が抑えてゲームセット。4年ぶりとなるリーグチャンピオンシリーズ制覇を果たし、ドジャースタジアムはお祭り騒ぎとなった。

4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向けてひた走るドジャース。ワールドシリーズでアメリカン・リーグを制したヤンキースとの名門対決を制し、大谷の悲願である「世界一」を果たすことはできるだろうか。