「早く復興を進めて」衆院選控え被災者の思い…輪島市では犠牲者に黙とう “能登豪雨”から1カ月
石川・能登地方を襲った、記録的豪雨から21日で1カ月です。
被害が大きかった輪島市では、市長や職員が犠牲者に黙とうをささげました。
輪島市役所では、午前9時半に坂口茂市長や職員が犠牲者に黙とうをささげました。
9月21日の記録的豪雨では、14人が死亡し、中山美紀さん(31)が行方不明となっている他、1487棟の住宅が全壊や浸水の被害を受けました。
元日の能登半島地震の被災者が暮らす仮設住宅も222戸が床上まで水につかる被害を受け、今もなお、434人が避難生活を送っています。
10月27日に投開票が行われる衆議院選挙で、輪島市では地震や大雨の影響で使えない投票所があることから、仮設住宅での期日前の投票が始まりました。
避難住民からは「こんな時期に(選挙は)ちょっと無理や。でも、一票でも入れなきゃ、なんにもならないし。2年先のことを考えるとお先真っ暗」「(Q.国に訴えたいこと)早く復興に話を進めてほしい。それだけ」といった声が聞かれました。
坂口市長は、「二重災害で心が折れそうだと思うが、必ず復旧・復興を成し遂げる」と述べ、ボランティアを含め、全国からの支援が輪島に能登に、必要だと訴えました。