男児が暮らしていた集合住宅=2024年10月9日、大阪市平野区、宮坂知樹撮影

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 大阪市平野区の集合住宅の一室から1歳6カ月の男児が病院に搬送され、その後死亡した事件で、司法解剖の結果、男児は通報の約1時間前に暴行を受けたとみられることが、大阪府警への取材でわかった。

 府警は男児の20代の母親や、母親の交際相手の20代男性から当時の状況などを詳しく聴いている。

 捜査1課によると、死亡したのは西村結翔(ゆいと)ちゃん。死因は腹部の内出血で、小腸や肝臓が損傷していたという。死亡推定時刻は母親から通報があった7日正午ごろで、約1時間前の午前11時ごろに腹部から出血したとみられるという。

 府警は、結翔ちゃんがこのころに強い暴行を受けたとみており、殺人や傷害致死の疑いを視野に捜査を進めている。搬送時は心肺停止の状態だった。