172cmPG・河村勇輝 NBAを目指す戦い「正直、スピードには自信もっています」トレーニングキャンプの手応えを語る

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グリズリーズのキャンプに臨む河村勇輝 写真:AP/アフロ

<2024年10月2日(水)(日本時間3日)NBA メンフィス・グリズリーズ 河村勇輝 トレーニングキャンプ2日目@TN州ナッシュビル>

NBAメンフィス・グリズリーズと無保証のエキシビット10契約を結んだ、バスケットボール日本代表・河村勇輝(23)が、チームのトレーニングキャンプ2日目の練習に参加。

主力選手とは別のコートで練習。ディフェンスのフォーメーション確認のあと、オフェンスの動きの確認(5対0)を行った。

この日はディフェンスをつけ、ハーフコートの4対4を行い、より実践形式に近い練習をこなした。

練習の強度・難度が上がっていく中で、河村勇輝選手がコーチの指導に対して「My bad.」と英語で反省を述べる場面もあった。

自らコーチに質問に行く様子や、チームメイトたちと戯れ合う姿も見られた。

練習後に各メディアから取材を受け、英語での質問を聞き取り英語で答えた河村勇輝選手。

日本メディア囲み取材の冒頭でも、英語での自己紹介のリクエストを受け、しっかりと英語で自身をアピールした。

明日はナッシュビルでのキャンプ最終日。日本を代表するポイントガードの戦いの日々は続く。

■河村勇輝 取材インタビュー

Q.グリズリーズに参加してここまでどうですか、ジャ・モラント選手とも練習したようですが

 今の所良い感じです。このチームでプレーすることにとても興奮していますし、とても良い経験です。

 日々もっと上手くなる必要があります。ここにいることが幸せです。

Q.グリズリーズのTシャツも似合ってきたんじゃないでしょうか?

 そうですね・・。横浜(Bリーグ所属チーム)でも紺の服でしたし、結構慣れ親しんでいる色なので。

 でもこうやってNBAとかロゴがあるのはもちろん、こう・・なんですかね、まだ慣れてはいないですけど、しっかりとコートに立てるように頑張りたいと思います。

Q.初めての英語インタビューについて

 毎日、英語の勉強はしているんですけど。チームメートだったりとか、コートの中での会話とかはある程度聞き取れていて、そこの問題は今のところないですけど。

 まだ自分の伝えたいことは詳しくは伝えきれませんし、オフコートでの会話というのは、まだまだ足りないし。

 しっかり自分も勉強に向き合ったりとか、チームメートとは積極的にコミュニケーションをとるようにはしてるので。

 徐々に慣れてきてはいるんですけど、まだまだ足りないです。

Q.昨日よりかなり練習に慣れてきているように見えました

 毎日徐々に慣れてきています。僕もまだまだ聞き取れないことも多いですけど、徐々に言ってることが分かってきて というところはあるので。

 積極的にコミュニケーションをとってくれる選手もいますし、自分でも積極的にコミュニケーションをとるようにしています。

Q.ジャ・モラントはフルコートで食らいついたきたって言っていたけど、それは指示だったのか、どういう意識だったのか

 どちらもありますね。チームとしてもピックアップ、タグアップしていて。

 日本代表でもやっていましたが、リバウンドの時に、オフェンスリバウンドに絡みながら、その後すぐにピックアップするっていうのはチームとしても共通認識あるので、その中でもやったことでもあります。

 僕もディフェンスの部分でもしっかりアピールしなくてはいけないので、彼とマッチアップもしました。

 彼と2ガードでやる練習もあったんですけど、やっぱりマッチアップできる機会はないですし、こんなに素晴らしい機会はないと思っているので、彼からいっぱい吸収できればいいなと思ってます。

Q.手応えについて

 正直、スピードには自信もっています。自分の脚力でついていけてる部分は正直あったと思うので、そこは自信もって、自分の強みだと思うので。

 ジャ・モラントのスピードに平面でついていければ、正直どのNBA選手でもついていくっていうだけでいえば、ついていけると思うので、その練習をトレーニングキャンプで出来るというのはありがたい機会だなとすごく思います。

Q.いつカットされるか分からないと言っていましたけど、長期で考えていますか?

 正直ロスターであったり2ウェイも埋まっている状態です。

 現実的に見れば、Gリーグで今年1年間プレーすることが、自分がNBAを目指す上での現状の選択肢なんじゃないかなと思います。

 でもいつだって、2ウェイだったり、本契約を目指しながらGリーグでプレーするというのは変わりませんし、そういう気持ちを常に持ってる選手にチャンスが訪れると思うので。

 Gリーグで満足せずに、でもGリーグでプレーしながらも、その自分に正しく向き合いながらアピールできればいいなと思ってます。