伝説的な対局で注目を集めている岡田紗佳

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 2018年に発足し7シーズン目を迎えた麻雀プロリーグ戦・Mリーグが、熱い戦いを繰り広げている。参加中の女性雀士12人に、麻雀を始めたきっかけや今シーズンにかける思いなどを聞く。1回目は国士無双13面待ちを成就させるなど、伝説的な対局で注目を集めている岡田紗佳(30)が登場する。

  ◇  ◇

 −昨シーズン、チームはファイナルで3位、個人でも6位の好成績、今年の目標は?

 「目標は常に変わらずにチームがファイナルに行って優勝することです。個人としては麻雀なので1ポイントでも多く、勝つことですね」

 −そもそもなぜ麻雀をするようになった?

 「中国に行った時におばあちゃんの家に雀卓が置いてあったことが(麻雀との)最初の出会いです。6歳のころですね」

 −そこからずっと麻雀を?

 「ずっとではなくて。中国にいたとき(12歳まで)はしてたんですけど、日本に帰ってからは全然触れる機会はなかったです。中国でも自分で麻雀を打ってたわけではなく、ルールとかも全く覚えてはいないですね」

 −本格的にやるようになったのは?

 「ノンノモデルだったんですけど、その時期にモデルの間で麻雀のアプリがはやっていたんですね。そこから実際にみんなでリアル麻雀を、と。ルールとか、点数も分からないんですけど、みんなでやってました。卓を囲むっていうほどでもないですが…逆回りで麻雀をしたり普通にしてたんで。分からないなかでもやってみようという感じでした」

 −プロになったきっかけは?

 「スカウトされて麻雀のプロになったんです。自分から志願したわけではなく、いま所属している団体に『勉強会に来てみないか』と誘われてからですね」

 −岡田紗佳=役満のイメージですが、大物をアガったときはアドレナリンが上がる?

 「普段は全然上がらないですね。大きいやつを放送される対局でアガっているのでそういうイメージがついているのかなと思うんですけど…」

 −麻雀は性格が出ると言われていますが。

 「私は全然出ないですね。そんなに表情に出る方ではない」

 −芸能活動との二足のわらじを履いていますが、将来的にはどちらの道に行く?

 「芸能活動は正直自分がやりたいと思ってやれる仕事ではない。明日オファーが来なかったらできなくなってしまう、やりたい気持ちはあるんですけど、そこは自分がどうこうするものではない。麻雀に関しては、自分で強くなって結果を出すことによって続けることはできると思うので、少なくとも麻雀は続けたいなっていう気持ちです」

 ◆Mリーグ 優勝賞金5000万円を9チームで争う。1チーム男女混成の4人で構成。レギュラーシーズンの上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。さらに上位4チームがファイナルシリーズに進み、優勝を目指す。

 ◆岡田紗佳(おかだ・さやか)1994年2月19日生まれ、東京都出身。大学在籍中にファッション誌「non−no」の専属モデルを務め、17年に日本プロ麻雀連盟所属女流プロ雀士となる。19年に「KADOKAWAサクラナイツ」に所属し、最年少Mリーガーに。テレビやYouTubeでキレのあるトークで活躍する一方、グラビアでも“役満ボディ”の異名を持ち人気を誇る。