東海道新幹線開業60周年を迎えて行われた「のぞみ1号」の記念出発式(1日午前6時、東京駅で)=後藤嘉信撮影

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 東海道新幹線が1日、開業から60年を迎え、JR東京駅では60年前と同じ19番線ホームで記念の出発式が行われた。

 多くのファンらが見守る中、これまでのべ約70億人の乗客を運んできた東海道新幹線は新たなスタートを切った。

 この日の出発式は、午前6時の始発に合わせて開催され、JR東海の丹羽俊介社長が「今日から始まる未来に向けて、より愛される東海道新幹線を作っていけるよう努力する」とあいさつ。テープカットの後、「のぞみ1号」は警笛を大きく鳴らしながら出発した。

 父親と出発式に駆けつけた東京都三鷹市の小学5年生(10)は「今も高速でたくさんの人を乗せているのがすごくてかっこいい」と笑顔だった。