テンセント、新型ロボット発表 4脚車輪型で人の生活と調和

  【新華社広州9月30日】中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は24日、最新世代のロボット「小五(ザ・ファイブ)」を発表した。総重量約80キロ、身長は140〜180センチの可変式で、人の生活環境と調和できる汎用ロボットを目指した。

 4本の直線的な脚と車輪を組み合わせた設計で、脚式ロボットの障害物乗り越え性能と車輪式ロボットの走行効率を両立。平地での移動速度を速めたほか、1段あたり3秒の階段昇降速度を実現した。

 直線的な脚の設計により積載能力も向上。各脚は独立して伸縮でき、高所への物の出し入れや低い空間での作業など、作業場所に応じて高さを調整できる。 

 運動モードと積載能力に加え、自律的な折りたたみと展開も可能で、使用しない場合の占有スペースを縮小するほか、輸送を容易にする。(記者/馬暁澄、陸浩)