佐賀南署は27日、佐賀市の60代女性が交流サイト(SNS)を使ったロマンス詐欺に遭い、1340万円をだまし取られたとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。署によると、被害者がSNSで自称「韓国出身のドイツ育ちの外科医師」と知り合い、別のSNSで「アフリカに医師として派遣される」との連絡を受けた。その後に「強盗に遭い、助けてくれる人は誰もいません」「入院費や食費を援助してもらえるとうれしいです」「日本に戻ったらお金を返します」などと医療費名目などで援助を依頼されたため、10万円分の電子ギフト券を購入し、そのコードを教えた。さらに宿泊費や食費や通関手続き費用などの名目で要求され、99回にわたり、電子ギフト券合計約1340万円分を購入し、だまし取られたという。