知人女性から「托卵協力」を懇願された年収1500万円42歳の1児の父が「月1回の不倫妊活」を大後悔…いま増えている「托卵女子」のヤバすぎる実態

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増えつつある【托卵女子】とは?

結婚して子供を産んで育てる人間がどんどん減っている。現在の日本では離婚率は年々上がるが、婚姻率は下がる一方。それにより深刻な少子化が進んでいる。

そんな少子化の問題がある中で、本命の男性の子供を出産し、別の人と育てるという女性が増えている。彼女たちのことを【托卵女子】と呼ぶ。

【托卵女子】とは、カッコウなどの鳥類に、自分が産んだ卵や雛を別の鳥に託して育てさせるという托卵という習性があり、その習性を人間に置き換えたのが托卵女子。

好きな人の子供を托卵し、全く別の人と結婚し、その人の子供として育てる女性のことを指す。また配偶者がいるにもかかわらず不倫相手の子を妊娠し、配偶者の子として育てるパターンもある。

つまり夫以外の男性の子供を、夫の子供だと偽り育てさせるのだ。

ここ数年、SNSを中心にこの托卵女子だと告白する者や、自身の子供が托卵によってできた子供だと知り、絶望する父親の投稿などを目にすることが増えた。

托卵女子が増えつつあるのは「好きな人は結婚してくれないからせめて子供だけでも」といった感情論もあるだろうが、ここ近年の物価高も影響しているのかもしているのかもしれない。本命の男に経済力がなく、子育てが難しい場合に「好きな人の子供を裕福な家庭で何不自由なく育てたい」という考えの女性もいる。

外見至上主義とも言われるルッキズムが激しくなっていることも背景にあるように思える。性格もよく大好きな旦那でも「彼に似た女の子が生まれたら、絶対に生きにくい」などといった理由で、優れた外見を持った異性と托卵する女性もいる。

推しの子供しか欲しくない

都内在住の長野真希さん(32歳・仮名)は「まさに今、托卵を目指しています」と微笑む。

彼女は去年末に結婚したばかりだが「旦那とのSEXは月に1回するかしないか」だというが、本命とは避妊せずに「多いと週に2回以上はしている」と頬を赤らめる。

彼女は一体何故托卵女子になったのかー?

「旦那は資産家。本命は推しです。推しについて詳しくはいえませんが、表に出る人で私はただのファンでした。でも、ひょんなことからプライベートで会えるようになって…。私、この人の子供が欲しいなぁこの人の子供しか欲しくないなって」

推しは誰しも知る有名人ではないそうだが、知る人ぞ知る芸能人。

「これ以上は言えません(笑)。とにかく彼が好きで5年間追っかけのようなことをしていました」

「推しの子を一生育てられる」

純粋なファン時代もプライベートで会えるようになっても、お金こそ渡さないもの高価なプレゼントはしょちゅうしていたという長野さん。この関係を継続させるためにも結婚は必要不可欠だったと話す。

「セフレみたいな関係にはなれたけど、これは多分私のプレゼントがなくなれば必然的に切れてしまう。だからお金持ちの彼と結婚して、縁を切られないように貢ぎたかった。私なんて数多くいる彼の都合のいい女の中の1人。いつか切れてしまうのはわかるけど、多分耐えられないから。せめて彼の遺伝子が欲しいってそう強く願ったんです」

「大好きな彼の遺伝子を持った子供に何不自由ない生活をさせるのが夢」だと語る真希さん。

「旦那は幸い仕事人間で私にベタ惚れなので、バレる心配はないかな。血液型も一緒だし。推しには『ピルを飲んでいるから大丈夫』って言ってます」

妊活を意識してから約10ヶ月が経ち、妊娠検査薬で陽性が出たそうだ。

「もう嬉しくて嬉しくて!! 来週、産婦人科の予約を取ったんですが、今から楽しみで仕方ないです。妊娠して順調にすすめば、もう推しに会えなくなるのは寂しいけど、推しの子を一生育てられると考えると、今から幸せです」

托卵を懇願されている男性も

そして托卵したい女性もいれば、托卵を懇願されている男性もいる。

埼玉県在住の銀行員である高坂大輝さん(42歳・仮名)は「去年から、友人女性に『妊活に協力して欲しい』とお願いされて…協力しています」という。

高坂さんは専業主婦の奥さんと来年中学生になる息子がいる。東京に程近いエリアに持ち家もあり、一般的に恵まれている家庭に見えるがー。

「外から見たらそうでしょうね。年収も1500万円はありますし、子供も優秀で中学受験の真っ最中です。嫁とはまぁ仲はいいけど、SEXレス。夫婦間は冷え切っていますね」

29歳で結婚してから13年。今までは「風俗以外の浮気はなかった」と話す。一体、托卵の話はどこからやってきたんだろうか?

「友人といってもそこまで関係性のない女性から急に『妊活したい』とLINEがきたんです。なんの話かと思ったら『子供だけ欲しいから中出ししてほしい』とー」

その彼女はずっと婚活を続けていたが、なかなか良縁に恵まれないまま40歳を迎えた。現在、37歳の彼氏がいるが結婚には前向きではなく『他で既成事実を作るしかない』ということらしい。

だが、その相手に選んだのが何故高坂さんだったのか?

「僕も『なんで俺?』と聞いたら、結婚してるし子供に障害がない。大学もMARCH以上だし、身長、毛髪の量共にクリアで彼氏と顔がそこまで似てなくはないということらしいです。あとは何より血液型が、彼と同じAB型なのが大きかったみたいです。AB型は少ないですから」

断る理由がなかった

妊活はおろか結婚すらしたくなさそうな彼とどうしても「結婚したい」そうで、彼女は手段を選ばない、といったところだという。

「万が一、妊娠したのに彼が結婚してくれなくても『責任は絶対に問わない』というし…あとはやっぱり性欲に負けました」

とはいえ、働き盛りで家庭もある高坂さんと托卵女子との妊活は「多くて月に1回」だという。これは果たして妊活になっているんだろうか…?

「いや、なってないでしょ(笑)。よほど相性が良くなければこの回数で出来るわけがない。ぶっちゃけ僕は自分に子供がいるし、出来ても出来なくてもどちらでもいいですもん。ただでSEXが出来て、しかも生で、それでいてホテル代や飲み代、ご飯代までも彼女の奢りだから。断る理由がないんです」

こんな関係が続いて1年が経ったが、未だ妊娠の予兆はない。だが、ここ数日、高坂さんの心境に変化があった。

「この話を『羨ましがられるだろうな』と男友達にしたら、ドン引きされました。中には弁護士もいたんですが『認知を求めない、養育費を貰わないという書面を交わしたのか?』と聞かれて、そんなものはもちろんないけど、口頭約束がしっかりしてあると答えたんですが『実際に生まれてDNA鑑定されて、奥さんにバラされる可能性も多いにある。養育費だって生まれてからやっぱり払え!と請求される可能性もある。よく考えろ!』と怒られました」

彼氏がいるから…と高坂さんは安心していたというが「タダより高いものはない」と、彼女との距離をとると心に誓ったらしい。

「その弁護士の友人曰く、最近はこういう問題がすごく多いみたいです。托卵だったことがバレて後々大騒ぎになったとか、僕みたいに安易に托卵をOKして、結局認知請求されたりね。人助けと、男との自信回復で協力していましたが、先々のことを考えたらゾッとしました」

今後、托卵女子はどうなっていくんだろうかー。

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