元プロ野球選手で野球解説者の松坂大輔氏が20日、YouTubeチャンネル『松坂大輔 official YouTube 』で公開された動画「【神コラボ】真っ向勝負の真実! 中村紀と小笠原が松坂衝撃デビューから引退まで語り尽くす! 【中村紀洋、小笠原道大コラボ(1)/3】」に出演。中村紀洋氏との対決について回想した。

松坂大輔氏


○松坂大輔氏、中村紀洋氏との対決について回想

今回の動画には、中村氏と小笠原道大氏がゲストとして登場。対戦を振り返るなかで、2001年の一戦について語る流れとなる。

西武ライオンズと大阪近鉄バファローズが優勝を争っていたこの年、9月24日の試合にて、9回裏2アウト1塁から、松坂氏からサヨナラホームランを放った中村氏。その結果、前年最下位に低迷していた近鉄にマジック1が点灯したが、その時の映像を見ながら松坂氏は「音で行ったと思ったもんな」「さらにスピードを上げたカットボール、完全にいかれました。ガッツリいかれました」と当時を回想する。

すると、中村氏が「あれ、ふと投げる時にわかった。ちょっと開いてたというか」と、カットボールが来るとわかったと告白。続けて、「俺は真っ直ぐ狙ってたから。初球がカットボール、2球目もカットボールで、『そろそろ真っ直ぐちゃうか』と思って真っ直ぐを狙いにいったけれども、一瞬、『あ、もう一球カットボールや』って思ってもう空振りするつもりで思いっきり振った。それでたまたま当たった」といい、「あれが真っ直ぐやったらどうなってたかなって、色々考えたよ俺」と明かした。

中村氏の話を受けて、松坂氏も「打たれて僕、膝に手をやったのたぶん2回くらいですかね? 日本で1回、メジャーで1回ぐらいの感じなんですけど」「自然に出ちゃいました。この姿ってあんまり取りたくなかったんですけど。こういう姿を見せちゃいけないって思ってたんで」と振り返りつつ、「このホームランも忘れられないですね」「こういう試合で投げられたことはもちろん良かったんですけど、でもやっぱり勝ちきれなかったですね。僕の中でも悔しさが残る1試合でしたね」とこぼしていた。

【編集部MEMO】

横浜高校のエースとして春・夏の甲子園連覇を達成し、プロ入り後は西武ライオンズやボストン・レッドソックスなどで活躍した松坂大輔氏。現役引退後は、テレビ朝日系報道番組『報道ステーション』のスポーツコーナーでキャスターを務めるなど、野球解説者として活躍している。