【エルサレム時事】レバノンのミカティ首相は23日、イスラエルによるレバノンへの空爆強化について、「あらゆる意味で絶滅戦争だ」と強く非難した。

 国営通信が伝えた。

 ミカティ氏は「イスラエルは侵攻継続によってレバノンの町や村の壊滅を狙っている」と主張。「新たな戦争を止め、未知の領域に突入するのを避ける努力をする」と述べた上で、国連や国際社会にも行動を促した。

 イスラエルの攻撃対象であるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支えているイランの外務省報道官も23日、「シオニスト政権(イスラエル)は犯罪を過去1年間見逃されてきたことで、虐殺に無頓着になった」と批判。「新たな冒険主義は危険な結果を招く」と警告した。