◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、山本由伸投手(26)が先発した本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4点を追う3回1死一塁の2打席目は、右前安打で2打席連続安打とした。打率は2割9分9厘となり、54個目の盗塁となる二盗を決めた。

 ロッキーズの先発は、アントニオ・センザテーラ投手(29)。19年に11勝を挙げるなど2度の2ケタ勝利の実績がある右腕だ。昨季は2登板でメジャーデビューした17年以降初めて未勝利に終わり、今季も16日(同17日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦がシーズン初登板で4回途中4安打2失点。それでも、最速98・0マイル(約157・7キロ)をマークするなど力強い球を投げ込んだ。大谷は初対戦だった。

 1回表に、マウンドに上がった山本が、3安打2四球で35球を要して3失点。まさかの立ち上がりとなった。1回裏先頭の大谷はフルカウントから左前安打を放って出塁。ベッツも中前安打で続いたが、フリーマンが二併打に倒れるなど得点を奪うことが出来なかった。

 前日21日(同22日)のロッキーズ戦は、3打数1安打2四死球で1盗塁。3点を追う9回先頭の5打席目に中前安打を放って出塁すると、53個目の盗塁となる二盗をマークした。イチロー(マリナーズ)が01年にマークした日本人歴代最多56盗塁へ残り「3」。さらに同年のイチローが樹立した日本人最多127得点へも、あと「1」と迫り、「52本塁打&53盗塁」となった。だが、チームが敗れてナ・リーグ西地区2位のパドレスに3ゲーム差に迫られて、地区優勝へのマジックが消滅した。